大型の淡水魚「ノーザンパイク」が、木の枝に引っ掛かった状態でそのまま干からびてしまったようだ。
どれくらい長い時間が経過したのかはわからないが、完全にミイラ化したノーザンパイクの口の中には、驚愕の光景が広がっていた。
まさにネイチャー!これぞ自然の神秘と言えるのかもしれない。
河川や湖沼に生息するカワカマス属の1種、「ノーザンパイク」は、成魚の体長は1mを越え、大型になると1.5mを越える大型の淡水魚だ。
獰猛な肉食魚で、生態ピラミッドの上位に君臨するノーザンパイクは、魚のみならず、甲殻類や両生類、時には鳥類や哺乳類など、様々な動物を食べる。
捕食の為、口吻(口先)は長くとがっており、口の内にはのこぎり状の鋭く細かい歯が並んでいる。
そのノーザンパイクが、木の枝に引っ掛かっり、大きく口を開けた状態で干からびてしまったようだ。
木の上でミイラ化したノーザンパイクだが、その死が生をもたらした。まさにアメージング・ネイチャー!ってやつだ。
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鳥が口の中に巣を作ったのだ。死後、鳥たちにとって安全で快適な家となったノーザンパイク。そこで新たな命が育まれ、ヒナたちはすくすくと育っている。
構造的にもよさそうだし、外敵からも身を守れそう。親鳥はせっせと餌を運び、ヒナたちの子育てを行っている。
ノーザンパイクがなぜ木の枝に引っ掛かった状態になってしまったのかは定かでない。
鳥類なども捕食することから、勢い余って水から飛び出してしまったかもしれないし、猛禽類などに捕らえられたものの、木に落とされたかもしれない。
人間が関与している可能性もあるし、洪水などの自然災害によるものかもしれない。
あるいは鳥たちが、何羽がかりかで、地に落ちていたノーザンパイクをせっせと木の上に運びあげた可能性とかあるかな?かな?
いずれにせよノーザンパイクは無駄死ではなく、新たな命を育むための受け皿となったのだ。こうやって自然は回っていくのだね。
<このニュースへのネットの反応>
まさに「大自然の神秘!」ですね。
口の中だと見た目が怖すぎるw タイノエみたいだ
魚類には口腔内で稚魚を育てる種類がいる。これをマウスブルーディングという。
こういうの凄いなぁ