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書道の筆にやっていたあの行為、NGと判明… 「嘘だろ」ネット上で驚きの声 | ニコニコニュース

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新しい筆を買うと、毛の部分に透明なキャップ(サヤ)が付いているが、筆を洗った後、このサヤを再び装着し保管していた人もきっと多いことだろう。だがこの行為、実際はかなりアウトなことらしい。いまネット上では、この行為に注意を呼びかける投稿が話題になっており…。

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■筆に関する驚きの事実

事の発端は、3月中旬、奈良県にある創業300年の老舗筆専門メーカー「あかしや」のツイッター公式アカウントの投稿だった。同社は、春から習字を始める親子向けに「ご使用後、サヤをして保管されますと、筆の穂先が腐って使えなくなります…」と、衝撃的事実を明かしたのだ。…く、腐るだと…!?

サヤに関しては「すぐにお捨てください」としており、これまでサヤを付けていた人にとっては「常識」が覆されたことであろう。

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■ネット上でも驚きの声続出

記者は学生時代、書道を嗜んでいたのだが、筆がきっちり収まる感覚が好きでサヤを付けてしまっていた…。書道経験の有無に関わらず、この投稿はネット上で話題に。

「サヤに入れなきゃダメだと思って毎回入れてた」 「だから臭かったのか。そういえばすごい勢いでカビたな」「嘘だろ…30年前に聞きたかった」など、過去の過ちを思い返す人が続出。

また、「筆はシャンプーとリンスで洗って乾かしてたけど、これもよくないんか」「中学まで、使用後すぐに水洗いして時にはシャンプーまでして大事に使ってた」「書道の先生にシャンプーとトリートメントで洗えって言われた」といった、筆を自らの髪を洗うように入念なケアを行っていた人の声も散見される。

正しい「筆のケア」を知るため、話題となったあかしやに取材したところ、「意外な事実」が明らかになった…。

■サヤを付けたままだと…

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まずは、サヤを付けたままだと筆が傷む理由について詳しく聞いた。あかしやの担当者は、筆を洗った後は湿気がある状態だと話す。

「サヤを付けてしまうと、筆の中の湿度が高くなります。その中で細菌の活動が活発になり、筆が腐ったり、傷みやすくなるんです。筆が腐ると毛が抜けたり、折れて使えなくなってしまいます」(担当者)。

たしかに、記者が使用後に必ずサヤを付けていた筆は、毛先が傷んで短期間で買い換えた記憶がある…。では、今回の件に派生して話題になったシャンプーやリンスで洗うことで筆を傷める可能性はないのだろうか。こちらの疑問をぶつけたところ、「絶対ダメとは言い切れません」と驚きの答えが。

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前出の担当者は「基本的にはおすすめしていません」と前置きしつつ、こう続ける。「シャンプーやリンスの中には、界面活性剤が入っています。これによって、筆に含まれる油分と水が混ざりやすくなります。筆は書く際に『毛先がまとまるか』『穂先が開くか』という2つが重要になります。油が取れると、毛先がまとまりにくくなりますが、これをサラサラした書き味として好む方もおられるので、一概にだめとは言い切れないんです」(前出・担当者)。

この辺りは、自分が筆にどんな書き味を求めるかや、書道教室や学校の先生の指導に従ったほうがいいかもしれない。

■筆の干し方は…

筆を使って洗い終えたら、どのように乾かせばいいか分からない人も多いはず。

こちらの疑問に関して尋ねたところ、「穂先を下にしてください。下にすることで、筆の根本に残った墨が落ちます。干す場所は、直射日光が当たらない日陰で、風通しのいいところに置いていただきたいです」(前出・担当者)という回答を寄せてくれた。

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洗濯した靴下を干す時のことをイメージすると分かりやすいかもしれない。また、前出の担当者は「使い終えた筆はカバンの中に入れっぱなしにせず、濡れたままにしないようにしてください」と改めて注意を促す。

こちらもついやりがちなので、子供が書道から帰ってきたら確認したほうが良さそうだ。これから書道を始める人は正しいケアを覚えて、筆を大切にしてほしい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

書道の筆にやっていたあの行為、NGと判明… 「嘘だろ」ネット上で驚きの声

(出典 news.nicovideo.jp)

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