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「新NISA」「iDeCo」「ふるさと納税」、知っている人だけが得をする! 低金利のいま、すぐ始められる「お金をふやす・まもる」方法 | ニコニコニュース

「お金が貯まらない」

「物価は上昇しているのに給料は上がらず、家計が苦しい」

「住宅や教育にかかる資金が負担になっている」

「そろそろ老後の資金を考えないと……」

 

このようなお金の悩みは尽きません。特に40代前後になると、住宅購入や子どもの教育関連費などお金のかかるライフイベントが続きますし、そろそろ老後資金が心配になったりするものです。

 

しかし、そんなお金の不安とは裏腹に、実際に資産を増やす具体的な行動をとっている人は、意外なほど少ないのが現実です。なかには、毎月の家計の収支さえ把握していない人さえいます。

 

私はマネーセミナー講師として、これまで600回以上のセミナーに登壇し、3000世帯を超える個別相談を受けてきました。その中でよく聞くのが、こんな言葉です。

 

「もっと早く聞いていればよかった」

「なんでもっと早く始めなかったのだろう」

 

このように後悔する人が多いのも、“お金”ほど、効果的な貯め方・増やし方を知っている人と、知らない人とで圧倒的な差が生じるものはないからです。

 

意外と活用されていない「税金の優遇制度」

特に近年、相談を受けることが多いのが「NISA」「iDeCo(イデコ)」「ふるさと納税」の3つについてです。税金を納める人であれば、会社員、自営業者にかぎらず誰でもメリットを得られることから、私は「三大税制優遇制度」と呼んでいます。

『新NISA+iDeCoふるさと納税のはじめ方』より

 

実際に活用していない人でも、なんとなく「お得そうだなぁ」というイメージをもっている人は少なくありませんが、そのほとんどの人がその制度の中身については理解していません。とりあえずNISAの口座は開設したけれど、そのままほったらかしになっている人も多くいるはずです。

 

すでに制度のメリットを知っている人からすれば「もったいない」状況といえますが、今からでも決して遅くはありません。かくいう私も、実は40歳で金融業界に入るまでは、お金の使い方、貯め方を知らない「スーパー浪費家」だったからです。あなたの意思次第で、お金の流れはいつでも変えることができます。

 

まずは手始めに「三大優遇制度」について、興味をもってみてはいかがでしょうか。何事も「知る」ことが第一歩となります。

 

2024年1月から「新NISA」がスタート

「NISA」については、2024年1月から新しい制度(新NISA)がスタートすることが決まり、関心をもつ人が増えています。

 

NISAの最大の魅力は、投資によって得た利益に対する税金がゼロになること。通常、利益を得たら所得税15.315%と住民税5%、合わせて20.315%を納める必要があります。この非課税の部分はそのままに、新NISAでは年間投資限度額が最大360万円に拡充されたり、非課税保有期間が無期限化されたりと、大幅に使い勝手のよい制度に生まれ変わります。

 

今は貯金として銀行に預けていても金利は雀の涙ほどしかつきませんから、住宅購入や子どもの教育費といったライフイベントのために、コツコツと積立投資を始める人が増えています。投資によって資産を増やすことを考えている人にとっては、新NISAは大きなメリットがあるといえます。

 

投資による資産運用に興味のある人は、まずNISAの口座を開設することから始めてみることをおすすめします。

 

3段階で税制優遇がある「iDeCo」

iDeCo」は、いわゆる「確定拠出年金」のひとつです。確定拠出年金には、大きく分けて「企業型」と「個人型」がありますが、iDeCoは個人型の私的年金制度です。

 

年金制度なので、原則として積み立てたお金は60歳まで引き出せませんが、着実に老後資金を増やすことができます。

 

そして、iDeCoの見逃せないメリットが、「積立期間中」「運用期間中」「受取時」の3段階における税制優遇です。

 

なかでも、すぐにメリットを実感できるのが「積立期間中」で、積み立てた掛け金が全額所得控除の対象になり、毎年の所得税や住民税の負担が軽減されます。

 

自営業者やフリーランスの人はもちろん、会社員でも利用できる制度なので、老後資金に不安をもっている人にとって、iDeCoは検討する価値の高い制度です。

 

返礼品が楽しみ! 「ふるさと納税」

最後に「ふるさと納税」。これは、全国の自治体に寄付を行うことで、税金面のメリットを受けられる制度です。年間寄付額のうち2000円を超える部分について、所得税と住民税から控除されるんです。

 

また、寄付した代わりに自治体からもらえる「返礼品」が用意されていて、その地域の名産品である海産物や果物、肉などさまざまなものから選ぶのも、ふるさと納税の楽しみのひとつになっています。

 

税金を納めている人であれば誰でも気軽に利用できるので、新NISAiDeCoなどの投資に抵抗を感じる人であれば、ふるさと納税から始めてもよいかもしれません。

 

大切なのは、まずは小さなことから始めてみることです。お金は放っておいても、勝手に増えることはありません。資産を確実に増やしている人は、お金や税金、投資などについて学んだ上で、自分が許容できる範囲のリスクをとりながら行動に移しています。

 

現在発売中の『新NISA+iDeCoふるさと納税のはじめ方』(森本貴子著/ワン・パブリッシング)は、最初の一歩を踏み出すのに最適な一冊です。マンガと会話形式のスタイルをとっているので、初心者でもゼロから理解できます。

『新NISA+iDeCoふるさと納税のはじめ方』より

 

人生の悩みや不安の多くはお金で解消できます。お金や税金のことを知ることは、きっとあなたの将来の不安を払拭する一助となってくれるはずです。まずは簡単な手続きで税制メリットを得ることから始めてみてはいかがですか?

 

【書籍紹介】

新NISA+iDeCo+ふるさと納税のはじめ方

著:森本貴子
発行:ワン・パブリッシング

先生+3人の登場人物で投資と節税の初歩を解説。登場人物は、ファイナンシャルプランナーのMORITAKA先生と、30歳独身・イマイチ、35歳既婚子持ち・イケテル、38歳独身フリーランス・のんびりの4名。それぞれの将来のライフイベントにあわせたマネープランを先生が提案・指導します。

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プロフィール


●森本貴子(もりもと・たかこ)

ファイナンシャルプランナー、証券外務員二種、相続診断士、終活診断士。会社員生活を経て23歳で単身渡米。PwCクーパースの役員秘書、アメリカ弁護士秘書を経て、世界三大レースでもある米インディカー、仏ル・マン24時間優勝チームマネジメントに従事。2008年外資系保険会社に入社。2014年から独立系FP会社であるGift Your Life株式会社に勤務。企業向けセミナーを含む600回以上のセミナーに登壇、個別相談件数3000世帯以上の実績を持つ。

「新NISA」「iDeCo」「ふるさと納税」、知っている人だけが得をする! 低金利のいま、すぐ始められる「お金をふやす・まもる」方法

(出典 news.nicovideo.jp)

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