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男性エンジニアの育休の実態、実際に取得できた人の割合は? | ニコニコニュース

アマゾン ウェブ サービスプレミアティアサービスパートナーであるサーバーワークスが、男性エンジニアの育休に関する調査結果を1月17日に発表した。同調査は、2023年12月1日~8日の期間に全国に住む20~50代の企業に勤める子供のいる男性エンジニア261人を対象にインターネット調査形式で実施。

育休の取得経験および取得予定について尋ねたところ、取得済みおよび取得予定の人の割合は32.6%であった一方で、取得しなかった人の割合は46.7%で最も高かった。

育休を取得済み、もしくはこれから取得予定の回答者に取得期間を尋ねたところ、1週間以上2週間未満が36.5%と最も多いという結果に。取得期間が1か月未満の男性エンジニアは73%であり、全体的に育休取得期間が短いことが分かった。

育休を取得済みの人に対して取得してよかったかを尋ねたところ、「とてもそう思う」が78.2%、「ややそう思う」が20%となり、98.2%の回答者が「そう思う」と回答した。

一方、育休を取得しなかったおよびする予定がないと回答した人に対し、取得しなかった(しない)背景を尋ねたところ、「取得したかったが状況が許さなかった」がという回答が55.7%、「取得したくなかった」という回答が44.3%となったことから、半数以上の人が取得の意向があるものの、外的要因によって取得することができなかったことがわかった。

上記の質問で、「取得したかったが状況が許さなかった」と回答した人に対し、理由を尋ねたところ、最も多かった回答が「職場の雰囲気」で36.1%、次に多かったのが「会社の制度が整っていない」で27.8%であった。この結果から、「収入が下がる」や「キャリアに影響が出る」といった個人的な背景よりも、所属する組織の体制がネックになっていることが予想できる。

育休を取得する環境が整っているとして、どの働き方が理想か選択式で尋ねたところ、最も多かった回答は「育児休業給付が受けられるギリギリの期限まで育休を取得したい」で37.5%、次いで「育休を取得しない、もしくは数日で復帰し、育児をしながらオンライン在宅勤務で働きたい」で16.1%であった。

厚生労働省が3歳までの子どもがいる社員が、オンライン在宅勤務できる仕組みの導入を省令で企業の努力義務とすると発表している背景から、子どもが3歳になるまでオンラインでの在宅勤務を希望するかどうか尋ねたところ、「仕事中保育所に預けられなくても希望する」人が41.4%、「仕事中保育所に預けられるなら希望する」人が32.2%となり、73.6%の人が「希望する」と回答した。
(清水碧)

画像提供:マイナビニュース

(出典 news.nicovideo.jp)

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