意外と知られていない「マイナンバーカードの活用方法」 特に多かったのは? | ニコニコニュース
ネオマーケティング(東京都渋谷区)は、マイナンバーカード取得者を対象に「マイナンバーカードとマイナポイントに関する調査」を実施した。その結果、マイナンバーカードを使用するシーンとして最も多いのは「本人確認書類(身分証明書)として」だと分かった。また、マイナポータルの子育てに関する機能の活用方法について、まだ認知が高くないことも明らかになった。
【調査】意外と知られていない「マイナンバーカードの活用方法」 特に多かったのは?
マイナンバーカードを取得した理由で最も多かったのは、「マイナポイントがもらえるから」(70.0%)だった。次いで「本人確認書類(身分証明書)として使えるから」(42.9%)、「住民票、印鑑証明書などの各種証明書をコンビニで取得できるから」(27.4%)と続いた。
実際にマイナンバーカードを使用したシーンとして多かったのは「本人確認書類(身分証明書)として使用する」(43.2%)だった。中でも20代は54.3%と、半数以上が使用したことがあるという結果となった。他には「各種証明書のコンビニでの取得」(28.3%)、「確定申告のオンライン申請に利用する」(17.1%)という声が多かった。
●知らなかった活用方法 トップ3は「子育てに関する機能」
一方、マイナンバーカードの活用方法として知らなかったものでは、「子どもの予防接種や検診歴をオンラインで確認する」(42.7%)や、「子どもの予防接種や乳幼児健診のお知らせをオンラインで受け取る」(42.4%)、「児童手当の手続・保育所の入所申請など子育て関連の行政手続をオンラインで行なう」(41.4%)など、子どもに関する項目が上位を占めた。マイナポータルでの子育て関連の機能は、まだ認知が高くないことが読み取れる。
マイナンバーカードを確定申告のオンライン申請に使ったことのある人に、作業時間がどの程度短縮になったか聞いたところ、「10分以上30分未満」(31.1%)と答えた人が最も多く、平均では26.9分の短縮という結果となった。
マイナンバーカードを取得しているとe-Taxでの申請が24時間可能となり、利用者識別番号の取得・電子証明書の取得がカードの読み取りと暗証番号で済むほか、マイナポータルとの連携でふるさと納税や地震保険料および医療費などの自動入力もできるという。
調査は、マイナンバーカードを取得している全国20~60代の男女2000人を対象にインターネットにて実施した。期間は2022年11月8~9日。