ローソン、トイレ利用する女性への「神対応」に称賛 張り紙の下に置かれたのは… | ニコニコニュース
「女性用トイレ」をめぐる話題が、各地で物議を醸している昨今。そんな中ツイッター上では、都内ローソン店舗のトイレ内で発見された「女性客への粋な計らい」に、称賛の声が寄せられているのをご存知だろうか。
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■トイレで何に使うのか、と思いきや…
ツイッター上で注目を集めているのは、東京渋谷にある「ローソン 渋谷桜丘町南店」での光景。
こちらのトイレ内では、なぜか壁に「スノコ」が立てかけられており、一体何に使うのだろう…? と、思わず首を傾げてしまう。
しかし、壁に掲出された張り紙の内容を見て、即座に納得。そこには「お客様へ。ストッキングの着替え時にスノコご利用ください」というメッセージが記されていたのだ。
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■トイレでの着替え、緊張感が走る瞬間は…
個室トイレ内で着替えた経験のある人なら身に覚えがあるかと思うが、上半身の着替えと比べ、下半身の着替えは窮屈な思いを強いられるケースが多い。
記者もつい先日、知人の結婚式に出席する際、道中で靴下を新調して個室トイレで履き替えようとしたところ、トイレの床に素足や靴下が直接触れないよう、四苦八苦しながら装着する羽目となった。
足先のみを覆う靴下ですら手間がかかるのだから、下半身全体を包むストッキングの装着となると、より難度が高まることだろう。
そうした背景もあって、ツイッター上では「何気なく使ってるコンビニでも、こういう発想に出会うと感動しますね」「これは素晴らしいサービス」「細かい部分まで親切な、日本人らしさが表れていますね」といった具合に、ローソン店舗に対する称賛の声が寄せられていたのだ。
■オーナーの「目の付け所」が流石だった
今回は粋なサービスの詳細を探るべく、ローソン広報に該当店舗について取材を敢行することに。すると、話題の張り紙およびスノコが登場したのは、2015年頃からと判明したのだ。
サービス開始の背景について、ローソンは「同店舗は周辺にオフィスが多くあり、そこで働かれているお客様に多くご利用頂いています。そういった環境であることから、ストッキングを購入されたお客様が困らないように設置しました」とのコメントを寄せている。なお、こちらはオーナーのアイデアから生まれたものだという。
オーナーの読み通り、スノコを活用している利用客は少なくないようで、「普段立てかけているスノコが、時折床に置かれていることがあり、少しでもお役に立てて嬉しく感じます」とのコメントが得られたのも印象的であった。
利用客の目線に立ち、細かい部分の配慮を忘れないローソン店舗。まさに「マチのほっとステーション」を体現した、素晴らしいサービスと言えるだろう。
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