歯を愛用するために必要なこと | ニコニコニュース
みなさんは長く使い続けているものってありますか?
だれだって愛用しているものの一つや二つはあるはずです。いつも使っている「myお箸」はそのひとつ。
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食事の際、「歯」は食器と同じ存在です。機能的には骨つき肉を食いちぎったり、ナッツを奥歯ですり潰したりします。一連の摂食嚥下の動作に係わっています。さらに味は舌で感じますが、自分の歯で食べると味の感じ方が違ってくるかも知れません。だから歯は健康的な食生活に欠かせないたいせつな道具なのです。
厚労省と日本医師会がタッグを組んだ8020運動は、平成元年にスタートしてから右肩上がりで成果が表れています。第3次国民健康づくり対策の目標に達した項目のひとつとして、自分の歯を80歳で20本,60歳で24本以上有する人の増加が挙げられます。(※1)更に8020運動の2016年度の達成率は50%を超えました。(※2)
その反面むし歯の保有率が上昇傾向なのは皮肉なことです。そして歯を失う2大原因はむし歯と歯周病ということもあって、やはりむし歯にならないための対策が必要です。
自分に必要なものをたいせつにしようとする気持ちがあると、食後のブラッシング方法に注意を払うようになります。実際私がそうなのです。どういうことかと言うと、それぞれの歯とその間や、プラークが溜まりやすい歯と歯肉との境目に、しっかりと歯ブラシの先を当てて小まめにブラシを動かすようになるのです。磨き残しもなくなります。
まるで野球のグローブやシューズにワックスを掛けて磨いたり、お気に入りのバイクのスポークに付いた泥汚れを1本1本拭き取ったりするようなアフターメンテナンスです。
残念ながら自分の歯が抜けてしまう人は中高年に多い。部分入れ歯や総入れ歯を使わなければならなくなった人は、まさしく入れ歯が愛用品、生活必需品となります。もちろんそこにもプラークが付着したり、食べカスが挟まったりします。年を重ねるに従って、顎がやせてしまって作り替えなければならない限り、ひとつの入れ歯をずっと使い続けるわけです。長年使っているものは愛着が沸いて、自分の守り神のように思うものです。ここでも保守管理のためのきめ細かなブラッシングが必要ですね。
歯や口腔の健康は全身の元気につながります。
自分の歯はからだの一部分です。そして入れ歯だって生活の支えとなるアイテムです。
だから、慈しむ気持ちでいたわって上げなければならないのです。
【出典】
(※1)健康マスター・普及認定講師制度 第1回講座資料
(※2)厚生労働省eネット 8020運動
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。