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30億円新居には移らず、10億円旧居でひとり暮らし…佳子さまが両親との同居を拒否する根本原因【2023上半期BEST5】 | ニコニコニュース

2023年上半期(1月~6月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。社会部門の第4位は――。(初公開日:2023年2月24日

■女性自身と女性セブンが同じタイミングで報じた疑惑

秋篠宮佳子さんが「たった一人の反乱」を起こしていると報じられている。

女性自身(2月28日号)が「30億円豪邸への引っ越し拒絶で“両親も出禁”氷の孤城 佳子さま『同居は絶対にイヤ!』」。女性セブン(3月2・9日号)も「独占 佳子さま(28)ひとり暮らし10億円豪邸に眞子さん(31)『秘密の帰国部屋』」と報じたのである。

2つの女性誌がほぼ同じ発売号で、秋篠宮佳子さんが新しくできた豪邸に移らず、改修工事中の仮住まいとして建築された「御仮寓所(ごかぐうしょ)」にひとりで住むことを決断。しかも、両親は「入ること禁止」とまで宣言したというのだから、もし事実ならただ事ではない。

2誌を読む限り、情報の出所は同じような気がする。当然だが、両誌はその情報の信憑性を裏付ける取材もしたはずである。

女性セブンのほうは、佳子さんが「御仮寓所」の中に、姉の眞子さんが今後、何かの事情で帰国することになった時、いつでも暮らせるように「帰国部屋」をつくっていると報じている。

■延べ床面積は2倍、30億円超えの大豪邸だが…

女性自身によれば、昨年秋まで2年半にわたって改修工事がなされた秋篠宮邸は、「ご一家のお住まいである私邸部分、賓客の接遇などに使われる公室部分、皇嗣職宮務官らが勤務する事務部分で構成されており、延べ床面積は以前の約2倍となっています。費用は建物部分に約26億円、庭園工事など含めると約30億2千万円と公表されています」(皇室担当記者)

コロナ禍や秋篠宮夫妻の追加注文による工期の延長、巨額費用への批判などトラブルが目立っていた改修工事だったが、ようやく完成し、3月までには引っ越しを終える予定だといわれているようだ。

だが、ここへきてさらなる「想定外の事態」が起きているというのである。それは、「佳子さまが新宮邸への引っ越しを拒絶され、“御仮寓所”に住み続けることを強く主張されているのです」(同)

たしかに、仮住まいとはいっても、9億8000万円も使って建てられた鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積は1千400平方メートルもあるそうだ。

プライバシー保護のためか窓も小さく堅牢な造りで、「お城」のようだという。秋篠宮家が新邸に移った後は、事務所や収蔵庫として使われるといわれていたが、今は、事務室や秋篠宮家の私室として利用されることになっているそうだ。

私のような庶民の目から見れば、私室にしないで貸し出せば莫大な賃料が入るのではと考えてしまうが、そんなみみっちい考えは毛頭ないのだろう。

■夫妻は「いわば“出禁状態”と伺っています」

それなら私が住む。そう佳子さんが考えたのだろうか。新邸と御仮寓所の距離は50メートルほどだという。スープの冷めない距離ではあるが、新邸にも十分な広さの部屋があるのに両親や弟たちと離れて暮らすとすれば、よほどの理由があるに違いないと、私は勘繰ってしまうのだが。

宮内庁関係者はこう解説する。

御仮寓所に秋篠宮家がいた約3年半の間、最大の問題は眞子さんと小室圭さんの結婚問題だった。結婚には反対で、眞子さんの心変わりを待っていた秋篠宮夫妻だったが、眞子さんが結婚の意志を曲げることはなかった。

娘と両親との間には今も深い亀裂があるようだが、姉のよき理解者だった妹の佳子さんも、「秋篠宮ご夫妻とは意見が対立していました。そのわだかまりもあり、佳子さまはご両親との同居を望まれなかったのだと思います」(宮内庁関係者)

さらに秋篠宮家の知人によれば、

「佳子さまのお部屋には秋篠宮ご夫妻もお入りになることはできません。いわば“出禁状態”と伺っています。お食事も、自室でお一人で召し上がることも多いとか……」

これが事実だとしたら、秋篠宮家の中には想像もできない寒風が吹きすさんでいるようだが、女性自身によれば、姉の結婚問題だけではなく、公務のあり方にも考え方の違いがあるというのだ。

■親子で「ジェンダー意識が違う」は本当か

秋篠宮は以前から、「自分のための公務は作らない」「皇族の公的な活動というのは社会からの要請にこたえて行われるべきだ」といってきた。

いわば受け身的な考え方だが、佳子さんのほうは、「ただ行事に参加するだけではなく、その行事の意義を社会に広く知らしめる“使命”があるというお考えなのでしょう」(宮内庁関係者)

今一つの理由は、佳子さんが「ジェンダー平等の社会が実現すること」を望んでいるから、秋篠宮とは違うというのだ。

昨年10月に参加した行事で佳子さんは、

ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになること」などを願っているとスピーチをした。

佳子さんは、現在の皇室は男女平等とはいえないと疑問を持ち、改革したいと考えているから秋篠宮と衝突するというのである。

だが、この見方には素直に頷けない。

江森敬治氏が秋篠宮をインタビューした『秋篠宮』(小学館)の中に、こういう箇所があるからだ。

■「男性だからこの仕事、女性だからこの仕事」と決めつけない

「秋篠宮は皇嗣になる前から、公的な活動の担当を女性職員に任せることもあった。

地方に仕事で出掛ける際にも、男性職員ばかりでなく、女性職員を同行させた。公的な活動の際、同行者は医師を除いて、女性ばかりということもあったという。それで支障をきたすことはなく、スムーズに仕事を終えた。(中略)

秋篠宮は、男性だからこの仕事、女性だからこの仕事と、最初から決めつけることはしない。性別に関係なく、その人の適性や能力に応じて仕事を割り振ろうとしている。こうした柔軟性や合理性が備わっている。この点、現代社会の変化に敏感だと思う。(中略)

秋篠宮は社会的、文化的に形成された男女の違いについて以前から違和感を覚え、意識的に発言しているように感じる。自分の家庭で、男の子でも女の子でも子供に分け隔てなく接し、育てるという姿勢にも、その考えが表れている。(中略)

実際、彼から『多様なジェンダーが認識されている現在、私の周辺環境においても性的少数者のことを常に意識していく必要があると思っています』という言葉を聞いたことがある」

こうした父親の考え方が佳子さんにも伝わり、先の発言になったと考えるほうが自然ではないか。父親の考え方すべてに反発しているという見方に、頷くわけにはいかない。

女性セブンは、眞子さんの洋服や私物のほとんどは御仮寓所に残されていると報じている。

ニューヨークの眞子さんの服装にバリエーションがなく、いつも同じようなものを着ているように見えるのは、そのためだというのだ。

■佳子さまが1人残るのは、姉のためか

さらに、「御仮寓所には、眞子さんが結婚するまで暮らしていた“自室”があります。佳子さまは、ご自身が御仮寓所に留まられることでいつ眞子さんが赤坂御用地に帰ってきてもいいように、その“お姉さまの部屋”を維持し、帰国をサポートされようとしているではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト

女性セブンは、眞子さんが帰国するかもしれない「根拠」をこう書いている。ニューヨークの高級マンションはワンルームで手狭である。夫の小室圭さんが弁護士になったことで激務に追われているため、ふたりでゆっくりする時間も少なく、精神的に落ち込んでしまうこともある。

メトロポリタン美術館で仕事をするのではないかといわれていたが、ビザの関係なのか就職はせず、自宅マンションで過ごすことが多いことなどを挙げている。

そんな中で眞子さんが頼れるのは、妹の佳子さんだけだというのだ。

「佳子さまは、眞子さんの窮状を把握されているでしょう。ひとり御仮寓所に残ろうとされているのは、眞子さんが自身の荷物のある家に帰りやすい環境をつくる意図があるのではないでしょうか。妹からの“いつでも帰ってきてほしい”という姉へのメッセージにも思えます」(皇室ジャーナリスト

■娘2人と両親との間の溝は相当深いものがある

かなり牽強付会だと私は思うが、巷間伝えられているように、娘ふたりと両親が意思疎通をとれていないというのは事実なのかもしれない。

眞子さんがニューヨークへ旅立って以来、両親とは没交渉のようだし、佳子さんも別宅に住んで、両親とは頻繁に会おうとしないとすれば、2人の娘と両親との間の溝は相当深いものがあると思わざるを得ない。

『秋篠宮』を読む限り、秋篠宮は短気な親だったことは認めているが、娘たちを慈しんで育ててきた父親のように思う。

少なくとも、ここまで娘2人から遠ざけられる父親、母親だとは思えない。しかし、両親が気付かずに傷つけてしまった“過去”があり、そのことを娘たちは今でも「許せない」と思っているのかもしれない。

世界中でベストセラーになっている英国ヘンリー王子の『SPARE』の中に、父親の心無いやり方に、ヘンリーが深く傷ついたという個所がいくつかある。

文藝春秋(3月号)の「ヘンリー王子“暴露本”の読みどころ」(多賀幹子・英国王室ジャーナリスト)から紹介してみよう。

■17歳でコカイン吸引という衝撃的な過去も

今さらいうまでもないが、ヘンリー王子の母親はダイアナ元妃である。この本の中でも、母親についての記述部分に多くのページを割いているようだ。

ヘンリー王子は母親が自動車事故で亡くなったパリのアルマ橋を訪れ、当時と同じスピードで車を運転してもらったことを明かしている。

「十七歳のときにコカインを吸引したという衝撃的な告白も出てきますが、これも母親の死を受け入れられず自暴自棄になっていた少年時代の逸話のように見えます」(多賀氏)

多賀氏の訳で見てみよう。

「この頃、僕はコカインを吸っていた。週末に郊外の友人の家に行き、コカインをもらった。それからも何度か吸っていた。そんな楽しかったわけでもないし、周りのみんなのように幸せな気分にもならなかったが、気分を変えることができた」
「僕は心底不幸な十七歳の少年で、現状を変えてくれることなら何でも試してやろうと思っていた」

ヘンリー王子をここまで追い込んだのは、母親が死んだときの父親チャールズの「冷たさ」にあったようである。

■「パパは僕を抱きしめてくれなかった」

母親のダイアナが亡くなった日の夜更け、目を覚ますと父親がベッドの端に立っているのに気づいたという。ヘンリー王子が12歳の時であった。

ダイアナが車の事故に遭ったと告げられた。「お母さん大丈夫なの?」と尋ねると、

「『お医者さんもがんばってくれたけど……。手遅れだったんだ』。この言葉は、ボードに刺さったダーツのように心に突き刺さったままだ」
「パパは僕を抱きしめてくれなかった。彼はふだんから感情を表に出すのが得意ではないけれど、この一大事にそうしてくれればどんなによかったことか。でも、パパの手は僕の膝に置かれただけで、『大丈夫だよ』と言っただけだった」

それ以前、ダイアナと離婚した父チャールズは、長年“不倫”を続けてきたカミラ夫人に兄のウィリアムヘンリーを引き合わせ、チャールズはこう聞いたという。

「それで、どう思う?」

ヘンリー王子は、「僕たち兄弟はすでに、“ほかの女性”の存在を感じ取っていた」とした上で、その時のことを克明に綴っているという。

ウィリーと僕は父に、カミラを家族の一員として迎え入れると約束した。その代わりにただ一つだけ、どうか結婚はしないでほしいと頼んだ。再婚する必要はないでしょう、と僕らは懇願した」

母親が父親の不倫で嘆き苦しむ姿を見てきた兄弟にとって、父親がカミラ夫人と結婚することだけは許せなかったのだろう。だが、兄弟の願いを無視して父親はカミラと結婚し、昨秋、エリザベス女王が亡くなったため「王妃」となる。

■佳子さまは自由を求めて「偽装結婚」をする?

強く抱きしめてほしい時に、そうしてくれなかった父親。兄弟の意志を無視して自分勝手な行動をした父親。

そんな父親を「冷たい」人間だ、離れたい、王室を出てしまいたいと思っていたヘンリー王子を突き動かしたのは、結婚相手のメーガン妃であった。

同じとはいわないが、眞子さんと佳子さんが、父親である秋篠宮から距離を置き、日常的に会話を交わす機会も少ないといわれるのは、姉妹と父親との間で何か決定的な言葉のやりとりが、姉の結婚問題をめぐる騒動の中であったのかもしれない。

佳子さんは皇室を離れたいという強い意志を持っていると、たびたびメディアで報じられてきた。彼女が皇室から抜け出す方法は結婚しかないといわれているが、彼女に残された時間はそう多くない。私は元週刊誌屋だから、こんな妄想をしてしまうのだ。

佳子さんは年内にも「偽装結婚」をするのではないか。相手は国際基督教大学で知り合った友人の中の一人。男性側も合意で、結婚後に別れ、佳子さんは姉のいるニューヨークへ飛び立ち、切望していた自由を手に入れる。

不謹慎のそしりは免れないが、佳子さんにはその覚悟があるのかもしれないと、私は思っているのだが。

今年、秋篠宮家に何か大きな変化が起きるのではないか。女性自身と女性セブンを読みながら、そんな胸騒ぎがしてきた。

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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日本テニス協会の創立100周年記念式典であいさつされる秋篠宮家の次女佳子さま=2023年1月25日、東京都港区[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

(出典 news.nicovideo.jp)

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