大人になっても思い出の一つになっている人も多いはず。そんなベルマーク、ネット上では「コロナで中止になった」という声もあって…。
■歴史のあるベルマーク運動
「ベルマーク運動」は1960年、朝日新聞社が主体となって始まった。商品のパッケージや包装紙に付いているベルマークは1点1円。
象徴となっているベルの形は「国内外のお友達に”愛の鐘”を鳴り響かせよう!」という意味合いがある。集めたベルマークを「ベルマーク教育助成財団」に送ると、運動に参加している学校や団体の「ベルマーク預金」が貯まっていく。
この預金を使うと、「お買い物ガイド」に掲載されている教材や設備品などを購入できる。余談が、記者も小学生の頃はノートやお菓子に付いたベルマークを切り取り、夢中で集めていた。どこか子供の「収集癖」をくすぐるところがあるのかもしれない。
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■「コロナで中止」の声も…
昭和、平成、令和と時代は変わったが、ベルマークは長年に渡って実施されている。ネット上でも、「ベルマークはやりたい人が自宅で数えて学校へ渡す形」「コロナを理由に家で数えたものを子どもに持たせてる」「コロナ禍で年1の収集になった」など、現在もベルマーク募金の活動が続いている声が多い。ただ、コロナ禍で規模を縮小する学校もあるようだ。
一方で、「勤務校も我が子の学校もコロナを機になくなりました」「コロナでPTAの集まりが全然ないから学校でベルマーク回収がない」「コロナで息子の小学校は回収中止している」といった、活動をしなくなった人の声も見受けられる。学校によって違いはあるようだが、コロナ禍でベルマークはいまどうなっているのだろうか。
ベルマーク財団に問い合わせたところ、「意外な事実」が判明したのだった…。
■ベルマーク募金に変化は…?
ここ数年、小学校のベルマーク募金に変化はあったか聞いてみた。「2020年度が最もコロナ禍の影響があったと考えています。ただ、ベルマーク参加団体の皆さんが、感染対策を含めた創意工夫をしていただき21年度からは回復しています」(ベルマーク財団)。緊急事態宣言が発令され学校に行けなくなるなど、世の中が一変した20年は少なからず影響があったようだが、少しずつ元に戻っているのだろう。
ネット上では、自宅で過ごす時間が増えたことで個人でベルマーク募金をする人も見受けられる。こうした利用者は多いのだろうか。
「寄贈件数をベースにして21年度は前年の約1.4倍、今年22年度上半期も前年の約1.4倍のペースで増えています」(前出・ベルマーク財団)。
■様々な形で募金
「ベルマーク=学校でやること」というイメージを持つ人もいるかもしれないが、様々な形で募金することができる。
「ベルマーク運動は学校単位などで参加する活動ですが、個人や会社のグループ等で集めていただいたベルマークは、ご近所や母校などの参加団体に届けていただくのも方法の一つです。また、特定の送り先がない場合は財団に直接寄贈してください。財団に寄贈いただいたベルマークは、災害の被災学校などへの支援として使わせていただきます」(前出・ベルマーク財団)。
この機会に、もう一度ベルマークを集めてみてもいいかもしれない。
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