失敗しない簡単キャラ弁レシピ 第20回 冬のお弁当に「冷めてもおいしいおかず」5選! 子どもも大人も喜ぶ簡単レシピ | ニコニコニュース
こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。
朝はご飯の支度にお弁当作りにと、忙しいと分かっているのに……ここ最近、寒くてなかなか布団から出られず、目覚まし時計をスヌーズ設定にしてギリギリまで寝てしまっています。
3学期が始まり、お弁当作りも再開しました。冬に作るお弁当は、夏と違って、傷みにそれほど気を使わなくても良いと思うのですが、作って時間が経ってから食べる食事になるので、冷めていてもおいしい状態でいてほしいですね。
ベチャっとしないよう野菜の余分な水分をしぼり、ギトギトしないよう肉から出た余分な油分をしっかり拭き取り、冷めたおかずは味がぼんやりしがちなので、少し濃いめに味付けをするなど。手間をかけることで、時間が経ってもおいしく食べられると思います。
くるくるキャベツの肉巻き
キャベツをたくさん食べることができて、切ると、うずまきの断面がお弁当映えするメインおかずです。味付けも簡単ですよ。
【材料】5~6本分
豚ロース薄切り肉 ── 約200g
キャベツ ── 3~4枚
小麦粉 ── 大さじ1くらい
a砂糖 ── 大さじ1
a酒 ── 大さじ1
aしょうゆ ── 大さじ1
aみりん ── 大さじ1
油 ── 適量rb
○【作り方】
1、 キャベツは芯をとり、1枚を3~4等分に切る。電子レンジで加熱し、柔らかくする。
2、 粗熱がとれたらキャベツの水分をしっかりしぼり、(カットした)1~2枚でくるくる巻く。さらに豚肉1~2枚で巻く。
3、 巻き終わったら、全体に小麦粉をまぶす。
4、 フライパンを熱して薄く油をしき、2の巻き終わりを下にして焼く。巻き終わりに焼き色がついたら、全体に焼き色がつくよう転がしながら焼く。
5、フライパンの余分な油を拭き取り、aを入れて煮からめたら出来上がり。
お弁当の彩りにもなる主役おかず。野菜もたっぷり摂れますね。
トマトケチャップで味付けをした照り焼きチキンです。甘くて酸味があって、ご飯が進むメインおかずです。
【材料】
鶏もも肉 ── 1枚(250~300g)
塩こしょう ── 適量
しょうが(チューブ) ── 小さじ1
aケチャップ ── 大さじ1
aしょうゆ ── 大さじ1
a酒 ── 大さじ1
aみりん ── 大さじ1/2
aはちみつ ── 大さじ1/2
油 ── 大さじ1
○【作り方】
1、 鶏もも肉は余分な脂肪を取り除き、一口大に切る。
2、 ポリ袋に1と塩こしょう、しょうがを入れてよく揉み、10分ほどおく。
3、 フライパンに油を入れて熱し、2を皮目から焼く。裏返して両面に焼き色がついたら、余分な油をキッチンペーパーで拭き取る。
4、 フライパンにaを入れて絡め、煮立たせたら出来上がり。
メインのお肉おかずとして、食べ応えと満足感のあるレシピです。
小えびのピンク色と枝豆の薄緑色が鮮やかなサブおかずです。包丁を使わないのもポイントです。
【材料】
はんぺん ── 2枚
片栗粉 ── 小さじ1
塩 ── 少々
枝豆 ── 10さや分
乾燥小えび ── 大さじ1
油 ── 適量
○【作り方】
1、 はんぺんをポリ袋に入れて揉み潰す。片栗粉と塩を入れ、粘りが出るまで袋の上から揉む。枝豆は解凍し、さやから出す。
2、 潰したはんぺんに枝豆、乾燥小えびを混ぜる。
3、 2を丸く成形する。小さなお子さまには食べやすいよう小さめに一口サイズで作るのがオススメです。
4、 フライパンを熱して油少々(分量外)を薄く伸ばし、3を両面焼いたら出来上がり。
チーズ粉ふきいも
材料3つのお手軽サブおかずです。いつもの粉ふきいもは、のどが渇くから苦手だと言う我が家の娘ですが、味付けを少し変えただけで、お気に入りメニューになりました。
【材料】
じゃがいも ── 中3個
めんつゆ ── 大さじ1
粉チーズ ── 大さじ1
【作り方】
1、 じゃがいもの皮をむき、一口大に切る。
2、 鍋にじゃがいもと、ひたひたの水を入れ、蓋をして茹でる。
3、 沸騰したら6~7分茹で、じゃがいもに火が通ったら鍋の湯をこぼす。
4、 鍋の蓋を開けて水分をとばし、めんつゆを入れる。鍋をゆすり、粉をふかせる。
5、 粉チーズをまぶして出来上がり。
我が家の定番 甘い卵焼き
私の作るお弁当には、ほぼ毎回、ミニトマト、ブロッコリー、チーズ、そして甘い味付けの卵焼きが入っています。定番があることで、ほんのちょっぴり、朝の時間にゆとりができるような気がします。
【材料】
卵 ── 3個
a砂糖 ── 大さじ1
aみりん ── 大さじ1/2
a塩 ── 少々
油 ── 少々
○【作り方】
1、 卵をボウルに割り入れ、aを加えて溶きほぐす。
2、 卵焼き器を中火で熱し、薄く油をしく。
3、 卵液を1/3流し入れ、半熟奥から手前に巻いていく。これをあと2回くり返す。
4、 火が通ったら出来上がり。
※出来上がった卵焼きは、巻き簾で巻いて形を整えています。お好みでどうぞ。
お弁当箱の蓋を開けた時に喜んでもらえますように。今月も無理せず頑張りましょう。
刑部菜穂子 おさかべなほこ ⽇本キャラベニスト協会お弁当学マスター認定講師、キャラ弁マスター 静岡県在住 3⼈(⻑⼥、⻑男、次男)の⼦どもの⺟。⻑⼥の幼稚園⼊園をきっかけにキャラ弁作りを始め、キャラ弁講座やレシピ本へのレシピ掲載などを⼿掛ける。ブログには、お弁当やおうちご飯をメインに投稿している。 この著者の記事一覧はこちら
(刑部菜穂子)