「使ってたら慣れますよ」営業マンの言葉を信じて後悔、注文住宅の住人たちが明かす“住まい”の失敗 | ニコニコニュース
検討に検討を重ねて建てたはずの注文住宅。ところが、実際に住み始めると、思いもよらぬ部分で後悔することも。中には、住宅営業マンに「使っていたら慣れますよ」と言い切られ、後悔につながったケースも。こだわりのマイホームに住む人々が入居後に気が付いた失敗ポイントとは。
【写真】おはるさんが絶句した「コンセント」、後悔した「風呂窓」「玄関」の全貌
■入居3年、早くもリフォームしたいほど後悔している場所は…
まずは、数あるマイホームアカウントの中でも、「新居の失敗」をテーマに投稿しているおはるさん(@oharu_hoooome)の後悔したことベスト3をご紹介。3年前、おはるさんご一家が関西のとあるエリアに建てたのは延床32.63坪の “庭付き一軒家”。家づくりは、とにかく決めることが多く、よく調べずに、雰囲気やモデルハウスの印象で採用してしまった部分もあったそう。そんな「まぁ、それでいいか」と妥協した箇所は、やはり後悔につながったと話す。
▼おはるさん宅の3大後悔
・後悔1位「白い玄関タイル」
「とてつもなく汚れます!掃除しても次の日にはめちゃくちゃ汚れます。白って清潔感あるし、広く見えるからいいなぁと思って採用したのが間違い。雨が降れば「泥水撒かれた?」ってぐらい汚れちゃいます。頑張って週1で掃除しているんですが、掃除しても真っ白のタイルには戻らなくて。お金をが貯まったら真っ先にリフォームしたいです!」
・後悔2位「ファミリー玄関」
「我が家のファミリー玄関、狭い狭い(笑)。ベビーカーを置いているんですけど、それでもういっぱいで通れないんです。間取り図からは想像できなかったですね。フォロワーさんも「同じです」って方が多くて。ファミリー玄関を作るなら最低でも大人2人が横に並べるぐらいのスペースが必要だと思います!」
・後悔3位「お風呂の窓」
「今年で入居3年目ですが、まだ開けたことないんです。よく考えたら、以前住んでいたアパートでは窓なくても問題なかったんですよね。お風呂に窓をつけたら断熱効果が下がるし掃除する場所も増える、開ければお隣さんから丸見えで…。空を眺められるような作りだったら窓があってもいいかもしれないですね」
また、スタディスペースにつけた『コンセントの位置』にもモヤモヤしているという。 “標準仕様の高さ”でお願いしたところ、机からだいぶ離れた高い位置についており、担当の営業マンに確認すると「モデルハウスもその高さですが使っていたら慣れますよ。変じゃないですよ」と押し切られてしまったそう。結果、使い勝手と見栄えの悪い状態に今も耐える日々に。“標準”や“普通”の感覚は人によって違うので、これから家づくりをする人は、実物を見るか、きちんと数字で確認するのが大切、と注意を促す。
■新居に「作って後悔」「作らなくて後悔」したものとは?
続いては、注文住宅で作って後悔したもの、作らなくて後悔したものをご紹介。
▼作って後悔
・オープン収納
「ズボラな私にはレベルが高かったです。がそれも試練と思っていかに上手くお洒落に収納できるかを模索しています」(6人家族・jujuさん/@juju_home35)
・リビング階段
「想像以上に音が2階に響くし、冬はめちゃくちゃ寒い! 実はエアコンの位置が悪くて、リビング階段の正面につけてしまったため、暖房の暖かい空気が2階へ行ってしまうんです。リビング階段を採用される人は床暖房をお勧めします」(4人家族・おはるさん/@oharu_hoooome)
▼作らなくて後悔
・在宅用ワークスペース
「家を建てた時はまだ会社員で、在宅ワークはほとんどありませんでした。その1年後会社を辞め独立したので毎日家で仕事をするようになりました。ライフスタイルの変化に対応できる間取りを考えることも大事だと思います」(元ハウスメーカー勤務・金丸さん/@kanamaru_house)
・多めの収納
「夫婦2人の時はまだよかったのですが、子どもができたら収納が足りないと感じるようになりました。収納はライフスタイルの変化を想定して、多めにとっておけばよかったかもしれません」(3人家族・78teiさん/@78tei)
家族構成やライフスタイルによって“正解”が異なる家づくり。今回聞いた後悔ポイントも、ある住宅では魅力ポイントになっていることも。では、どうすれば、より後いのない家づくりができるのだろうか。Instagramでこだわりのマイホームを公開している投稿者たちにコツを聞いた。
「家づくりの参考にインスタは本っ当に勉強になります。でも、影響されすぎて、「こんなはずじゃなかったのに…」とならないようにしてほしいなと思います。我が家も「手洗い玄関」「吹抜け」「オープン階段」「パントリー」など採用しなかったものも多くあります。流行の間取りや設備は、作りたい家に必要なのか、合うのか合わないのか、優先順位をしっかり考えた上で取捨選択をするのがおすすめです」(4人家族・“ゆ”さん/@yunoouchi)
「家づくりをしていると、次から次へと悩みが出てきて、何が正解なのか分からなくなってくると思います。自分たち家族がその家でどんな暮らしをしたいか、どんな家具を置いて過ごしたいかなどイメージすることが大切かなと思います。また、工務店の方やハウスメーカーの方に対して、気になることは遠慮せずに聞くことも大事です」(4人家族・ekaoさん/@noppo_house25)