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64歳・単身女性、年金〈月17万円〉でも「要介護や認知症になったら?やはり保険で備えるべきか」【お金のプロが回答】 | ニコニコニュース

せっかく保険に入っていても、自分のリスクとズレた保障内容では、いざというとき役に立ってくれません。広告なし、忖度なし。14年間続くシリーズの最新版『NEWよい保険・悪い保険2024年版』(横川由理氏・長尾義弘氏監修、徳間書店)では、年代別・状況別から8つのケースを挙げて「ベストな保険の組み合わせ」を解説しています。本書より一部を抜粋し、今回は、教育費がピークに達する「60代前半・お一人様老後」の例を見ていきましょう。保険の見直しにお役立てください。

年齢や状況によって「備えるべきリスク」は千差万別

自分のリスクってなんだろう。ここは意外とわかりづらいものです。

そこで本書『NEWよい保険・悪い保険2024年版』では、年齢別・状況別に考えられるリスクをあげてみました。どんなリスクに対して保険が必要なのか、本稿では60代前半・お一人様老後のケースを見ていきましょう。

もっとも、ひとつの保険で、すべてのリスクをカバーすることはできません。医療保険は入院や手術、がん保険はがんに対して、死亡保険は死亡だけといったように、保障される対象は限定されています。

つまり、複数のリスクに対応するためには、複数の保険が必要なのです。そのベストな組み合わせも、提案したいと思います。

さらに、保険以外にも目を向けています。ほかの方法を使ったほうが、効率的な場合もあるからです。どういう制度が有効か、あわせて説明します。

家計におけるお金のリスクコントロールは、家計全体のバランスを考えることが大切です。公的保険やその他の制度を理解し、上手に活用しながら、保険を見直してください。

どの程度の保障をつけるかの目安として、保険料の一例を入れました。本書『NEWよい保険・悪い保険2024年版』PART1でベストにあがった商品を元に、保険料を試算しています。

一方、iDeCo、NISA国民年金基金などの掛金は、具体的な数字を入れていません。こちらはそれぞれの状況に応じて、ムリのない範囲で積み立ててください。ちなみに、掛金は多いほうが、将来にゆとりが出ます。

年金暮らしのリスクは?60代前半・お一人様老後のケース

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【悩み】

もうすぐ年金暮らし。年金は月に17万円です。一人ですから、なんとか年金だけで生活できると思います。でも、介護が必要になったら、認知症になったら…と不安はつきません。ずっと働いてきたので、それなりに貯えはありますけれど、やはり保険で備えておくべきかしら。(64歳・女性、パート、一人暮らし)

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【回答】可能なら「年金の繰下げ受給」を。遺産分割でもめそうなら終身保険で対応

公的年金で暮らしていけることは、なによりの安心です。老後資金として貯めているお金は、旅行やレジャー、介護などに充てることができます。可能であれば、65歳からの年金受け取りの繰下げを検討しましょう。1年間繰り下げると年金額は年8.4%の増額になるので、受給額が増え、生活にもう少しゆとりが出ます。

老後は介護・認知症の問題を避けて通れません。一人暮らしだと、なおさら不安も募ります。

介護にかかるお金は、できれば貯蓄で備えるのがいちばんです。とはいえ、貯蓄に余裕がない場合は、民間の介護保険で備える方法もあります。

医療費については、さほど心配しなくても大丈夫です。所得が減るため、高額療養費の限度額も下がり、自己負担額は少なくなります。がんにかかるリスクは高まりますが、年金暮らしであれば、収入減のリスクは低いといえます。

なお、不動産など財産があり、もめる可能性がある場合は、相続対策として終身保険を利用するといいでしょう。

横川 由理

FPエージェンシー代表、CFP®、証券アナリスト、MBA(会計&ファイナンス)。お金の知識を広めることをライフワークとして、ファイナンシャル・プランニング技能士資格取得講座、マネー講座、執筆などを中心に幅広く活動している。

著書に『老後にいくら必要か?』『50歳からの資産防衛術』(すべて宝島社)、『大切な人を亡くしたあとのお金のこと手続きのこと』(河出書房新社)、『保険 こう選ぶのが正解! 2024-2025年版』(実務教育出版)、『知らないだけで損をしている! インフレってなに?』(自由国民社)など多数。

長尾 義弘

ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。

著書に『コワ〜い保険の話』(宝島社)、『こんな保険には入るな!』(廣済堂出版)、『お金に困らなくなる黄金の法則』『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』『私の老後 私の年金 このままで大丈夫なの? 教えてください。』(すべて河出書房新社)、『運用はいっさい無し!60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)、共著に『金持ち定年、貧乏定年』(実務教育出版)など多数。

(※画像はイメージです/PIXTA)

(出典 news.nicovideo.jp)

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