織田裕二 後輩のイジりにも笑顔!30年ぶり「主演じゃない」ドラマ現場で見せた“変節” | ニコニコニュース
東京都内にあるビルから、コートをはおりながら現れたのは織田裕二(55)。本誌が彼を目撃したのは4月上旬。このビル付近で、テレビ朝日の7月期連続ドラマのロケが行われていたのだ。
「裁判所の職員である“執行官”の活躍を描く作品です。主演は、’24年度前期のNHK連続テレビ小説『虎に翼』でも主役を務めることで注目されている伊藤沙莉さん(28)。
織田さんが、主演以外で連ドラに出演するのは、’93年に放送された『素晴らしきかな人生』(フジテレビ系)以来、30年ぶりのこと。業界関係者を驚かせています」(テレビ局関係者)
30年間主役を張り続けてきただけに、織田のプライドの高さはよく知られていた。
「いわゆる“俺様俳優”の代表格でした。有名なのは’93年に公開された映画『卒業旅行 ニホンから来ました』で、監督に対して『脚本に興味がない』と言い放ったエピソードです。
また『織田タイム』と呼ばれていましたが、監督の指示に納得がいかないと、控室にこもってしまったりもしていたそうです」(映画関係者)
そんな彼がなぜ“降格”に甘んじて出演のオファーを受けたのだろうか。ドラマのスタッフによれば、
「かつての織田さんを知る人たちには意外に思えるかもしれませんが、伊藤沙莉さんのことを評価しているそうで、『いまいちばん気になっている女優さんだから、共演してみたかった』と語っているそうです。
性格も丸くなったということでしょうか。現場入りが少し遅れたときに、『ほら、織田さん、呼ばれているよ! 早く行って!』と、後輩俳優にイジられたときにも笑っていたのです」
だが本誌がロケを目撃した日には、こんな場面もあったのだ。
「数人で横断歩道を渡るシーンのリハーサルで織田さんが急に手を上げて歩きだしたのです。台本や打ち合わせになかったので、共演者たちは一瞬戸惑っていましたが、織田さんに追随していました。
その直後には主演の伊藤さんにも熱心に話しかけていましたが、アドリブについて解説していたようです。結局、撮影では伊藤さんもいっしょに手を上げて渡っていました」(別のドラマスタッフ)
演技派として評価される朝ドラ主演女優の伊藤に “俺流の演技”を指導していたという織田。現場では終始、出演者やスタッフたちの中心におり、いまだに“俺様”ぶりは健在のようだ。