問題となっているのは、もちまる日記の公式ツイッターアカウントが4日に投稿したツイート。現在、チャンネルを運営している「下僕」は、飼い猫・もちまるの弟猫である「むぎまる」を預かっているが、ツイートではその猫が動物病院で暴れ、獣医師らに取り押さえられている写真を公開。「病院で手術前に大暴れする子猫」と綴っていた。
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しかし、この投稿にネット上からは「本当に猫のこと大切にしてたらカメラ回す前に声かけて落ち着けるようにして」「病院で撮影なんて普通しない」「猫の事もっと考えて大事にしてほしい」といった批判が集まり、炎上していた。
また、広島県広島市の動物病院「まるペットクリニック」の院長である菖蒲谷友彬氏も自身のツイッターで当該ツイートを引用し、「動物病院での治療は『エンタメ』ではありません」と苦言を呈した。
さらに、菖蒲谷氏は「病院では動物は『何をされるか分からない不安』と常に戦っています。そんな時にご家族がすべきことは『カメラを回す』ことではなく『優しく声をかける』ことです」と「下僕」の行動を批判。「ましてそれを面白おかしくSNSのネタにすることは治療する獣医師として許し難いです」と怒りを露わにした。
その後、「もちまる日記」はカップうどんの容器に穴を開けたものを首に付けた「むぎまる」の写真をツイッターに公開。また、4日の動画では「むぎが傷口をなめていたので急いでお手製のエリザベスカラーを制作中」と猫の目の前でカッターを使い、カップうどんの容器でカラーを作る様子をアップしていた。
これについても、菖蒲谷氏は5日にツイッターで「カップ麺の容器をカラーにしないで」と呼びかけ。「カップ麺の容器は耐熱性はありますが、物理的強度は弱いため、簡単に破損します。破損した欠片を飲み込んで、開腹手術になったケースもあります。また、容器は浅いため、手術部位に簡単に届いてしまい、防護の意味を全く為しません」と注意喚起していた。
さらに、「獣医にゃんとす」というツイッター名で本も出版している獣医師も、同日にツイッターで「もちまる日記」のツイートを引用。「エリザベスカラーをカップうどんの容器で作るのはやめましょう。簡単に壊すし、破片を誤飲したら最悪開腹手術ですよ。動物病院でもらったものをつけてください」と苦言を呈していた。
記事内の引用について
もちまる日記公式ツイッターより https://twitter.com/catmotimaru
もちまる日記公式ユーチューブチャンネルより https://www.youtube.com/@motimaru
菖蒲谷友彬公式ツイッターより https://twitter.com/vet_shobudani
獣医にゃんとす公式ツイッターより https://twitter.com/nyantostos