740人が回答した「大学受験当日のトラブル」、2位「試験会場の室温」、1位は? | ニコニコニュース
1月14日から15日にかけて、「大学入学共通テスト」が実施されます。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行の可能性が指摘される中、体調管理に気を付けながら勉強を続けてきた受験生も多いのではないでしょうか。そんな中、薬品事業などを展開するライオン(東京都台東区)が、大学受験の経験者を対象に、「受験当日のトラブルに関する調査」を実施。その結果を公表しました。
7割以上が実力を発揮できず
調査は2022年10月8日から同月28日にかけて、大学受験の経験がある、19歳から25歳までの男女740人を対象に、ネット上で実施。
まず、「受験本番で実力を発揮できましたか?」という質問に対して、「十分に発揮できた」と回答した人は24.6%にとどまりました。7割以上の人が、試験当日に十分に実力を発揮できなかったといえます。
次に、「受験当日に経験した出来事は?(複数回答)」と質問したところ、最も多かったのが「体調不良」(49.0%)で、「試験会場の室温」(26.3%)、「周囲の受験生の行動」(18.6%)と続きました。体調不良以外にも、さまざまなトラブルが発生しているのが分かります。「試験会場の室温」については、室温が高過ぎて暑く感じたケースや、室温が低過ぎて寒く感じたケースがあったようです。
では、試験当日にどのような症状が出たのでしょうか。体調不良を経験した人に聞いたところ、最も多かったのは「下痢・腹痛」(30.8%)で、「頭痛」(26.2%)、同率で「生理痛」(20.0%)、「吐き気やめまい」(20.0%)と続きました。
当日に「下痢・腹痛」を経験した人に、その症状を予想できていたか聞いたところ、「予想できていなかった」が64.3%、「予想できていた」が35.7%でした。普段、あまり「下痢・腹痛」の症状がない人でも、試験当日はこれらの症状が出る可能性があるといえます。
試験当日に遭遇したトラブルが「体調不良」と答えた人に対して、「体調不良に影響したものは何だと思いますか?(複数回答)」と質問しました。「プレッシャー」(50.5%)が最も多く、「冷え」(27.4%)、「天候・気温」(25.3%)と続きました。
また、「予想外のトラブルのために準備していましたか?」と聞いたところ、「準備していた」と回答した人は42.6%でした。「どのような備えが必要だと思いますか?」という質問に対しては、カイロ、膝掛け、カーディガンなどの「防寒具」(31.8%)が最も多く、「入学試験要項」(30.3%)、「会場までの地図」(29.9%)、「薬の持ち歩き」(25.8%)と続きました。
最後に「受験当日に備えた方が良いと思う薬」について、聞きました。「下痢止め薬」(47.2%)が最も多く、「目薬」(42.8%)、「胃薬」(34.4%)、「解熱鎮痛薬」(33.9%)と続いています。
オトナンサー編集部