恋愛経験ゼロの42歳女性。今のままだと「永遠に結婚できない」2つの理由 | ニコニコニュース
婚活コンサルタントの田中亜依です。男性も女性も、仕事や人生に対して野心がある人はかっこいいですよね。しかし、勉強や仕事を頑張って多くを手に入れてきた人は、結婚も同じように手に入ると考えてしまう罠にはまってしまうのかもしれません。
今回は、エリカさんという女性(仮名・42歳)のお話を紹介します。
◆恋愛経験ゼロのバリキャリ女性
エリカさんは日本人ですが、幼い頃から大学生になるまで海外で暮らしており、英語も日本語も堪能なバイリンガルです。元々は外資系の証券会社で働いていたそうですが、起業をし今は日本と海外を行き来しているそうです。
そんな彼女の年齢は42歳。今まで恋愛をしたことがなく、勉強や仕事に邁進してきたそうです。そんな彼女が、婚活を決心して私に相談してきてくれました。
◆自分が“下”に見られるのが我慢ならない
マッチングアプリで婚活をしたいということで、プロフィールを一緒に考えました。婚活のプロフィールには、男性にアピールできるような要素を盛り込むことも、時には必要です。
エリカさんはお料理教室に通い始めたと話していたので、「料理を最近、習い始めたので、食生活をサポートできたらと思っています」といったアピールポイントを書くのはどうかと提案しました。
そうすると、「どうして私が男性のサポート役に回らなければならないんですか。サポートという言葉は使いたくありません」というご意見をいただきました。
女性だからサポート役に回るという意図はなかったのですが、どうやらエリカさんは自分と相手の男性との関係は対等であるべきで、自分が下のように見られるのは我慢できないようでした。
◆マッチするのは年収の低い男性ばかり
ほどなくしてエリカさんは、比較的結婚に真剣な人たちが集まるマッチングアプリを使って婚活を始めました。
しばらく相談を受けていたのですが、彼女の口から出てくる言葉は、「マッチングアプリってこんなものなのでしょうか。私とマッチする人は年収が低くて、50代とか年上の人ばかり。なんだかバカにされている気分です」といった調子で、前向きに婚活ができていませんでした。
◆男性への不満が爆発!「この人仕事できないだろうな」
「日本の男性はこちらが何か提案しないと動いてくれないですよね。先日マッチングした男性なんて、『今度お会いしましょう。いつ空いてますか?』と言ってきたんです。普通に考えて、○日と○日なら空いていますが、ご都合いかがですか? と誘う方がこちらの作業量を減らせるので、丁寧じゃないですか。
その後も、結局『食べ物は何が好きですか?』『会う場所はどこがいいですか?』と全部私に丸投げ。この人仕事できないだろうなって思ってしまいました。婚活って、男性に媚(こび)を売らなくてはならないんですか? そうしないと、結婚できないんでしょうか? それは私のスタイルではありません」
こんな調子で、男性への不満が爆発していました。
◆“男性への期待”が婚活の落とし穴
エリカさんに限らず、「男性がやってくれて当たり前」だとか「自分の普通」を相手に期待してしまうと、婚活で苦戦を強いられるというパターンに陥ってしまいます。
年齢を重ねると、経験が積み重なり、自分が正しいと思ってしまう傾向にあります。
しかし、婚活で結果を出したいなら、相手に期待をしないこと、そして柔軟性を身につける必要があるのかもしれません。
<文/田中亜依>
【田中亜依】恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。公式ホームページ/Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019