既婚者に聞いた「幸せに一番必要だと思うもの」1位は? | ニコニコニュース
ネクストレベルは6月16日、「結婚と幸福度」に関する調査結果を発表した。調査は5月26日~6月5日、結婚を経験した20〜60代の男女330名を対象に、同社運営アプリ「マッチングアプリ大学」にて行われた。
「あなたは今幸せですか?」と尋ねたところ、72.2%が「幸せ」「とても幸せ」と回答。「あまり幸せではない」「幸せではない」と回答した人は12.1%だった。
結婚相手と出会った場所を教えてもらったところ、『いま幸せ派』『いま不幸せ派』ともに「職場や取引先」「友人・知人・親族の紹介」「学校」といった、いわゆる自然なきっかけが上位となり、両者ともに7割超を占めたことから、結婚相手との出会いのきっかけは、結婚生活を送る上での幸福度には大きく影響しないよう。
また、結婚期間の長さと幸福度の関係についても調査したところ、『いま幸せ派』は10年未満が49.4%、10年以上の人は50.6%となり、『いま不幸せ派』の場合も10年未満が45.1%、10年以上は54.9%と、両者に大差はないことが明らかに。
ただし、厚労省の「人口動態統計月報年数(概数)の概況」によると、ここ十数年のあいだ、結婚2年目の離婚がもっとも多い状況が続いており、また、結婚5年以内の離婚率は3割を超えている状況であることから、結婚期間の長さは結婚生活を送る上での幸福度に大きく影響しないものの、2年目・5年目は注意が必要な時期であるよう。
さらに、世帯収入についても比較してみたところ、『いま幸せ派』の世帯年収でもっとも多かったのは「500万円〜600万円」(18.5%)で、61.4%が世帯年収500万円を超えていることが判明。一方、『いま不幸せ派』で一番多かったのは「300万円未満」(27.5%)で、年収が500万円を超える割合は48.4%と、半数を下回る結果に。このことから、結婚生活における幸福度には「お金」が大きく影響すると言える結果となった。
また、「パートナーと似ている(同じ)と感じるところ」について教えてもらったところ、『いま幸せ派』では「価値観」が最も多く57.1%。『いま不幸せ派』では「食べ物の好み」が最も多く40%、次いで「年齢」(27.5%)、「価値観」(25.0%)と続き、「価値観」に関して両者で2倍以上もの差が。
さらに、最も違いが顕著に表れたのは「金銭感覚」で、『いま幸せ派』は41.2%だったのに対し、『いま不幸せ派』はわずか10%だった。
最後に、「幸せに一番必要」だと思うものを教えてもらったところ、一番多かったのは「健康」で33.3%。次いで「お金」(27.6%)、「配偶者の理解・価値観の共有」(18.5%)、「配偶者の存在」(8.5%)、「子供」(6.7%)が上位に。
男女別でも、1位・2位は変わりなかったが、差が大きかったのは「配偶者の存在」で、女性は4.0%だったのに対し、男性はその3倍超となる13.5%。また、「子供」に関しては、男性が4.5%だったのに対し、女性はその2倍近くとなる8.6%という結果に。男性は「子供」よりも「配偶者の存在」を必要と考える人が多く、一方女性は、「配偶者の存在」よりも「子供」を必要とする割合が多いことがわかった。
(CHIGAKO)