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Xに「年間1ドル」払えますか? | ニコニコニュース

ITmedia NEWS Weekly AccessTop10(10月14日~20日)

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 ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2023年10月14日から10月20日までの7日間について集計し、まとめた。

 朝晩、寒いですね。秋が一瞬で過ぎ去り、冬の気配がしてきそうな気候です。みなさんはお身体いかがでしょうか。私は10月初めに風邪をひき、2週間ひきずりました。中年以降の風邪は治りませんね……。

 さて先週のアクセス上位で筆者がまず気になったのは、2位に入った、新聞紙で炊く電気レスな炊飯器だ。発想の発端は、捨てられてしまう炊飯器部品の再利用だった、という意外な事実が明かされている。アウトドアに持って行きたいギアだなあと、最近急にキャンプにハマった筆者はワクワクした。

 7位には、X(旧Twitter)の有料化テストニュージーランドフィリピンで始まったというニュースが入った。新規登録アカウントで投稿を行う場合のみ、年間1ドル(150円相当)がかかるというもの。Xが完全有料化に向かっているという9月のイーロン・マスク氏の発言を裏付けるような動きだ。

 Xは「botによる世論誘導対策のため」の有料化テストと説明するが、一部の利用者の悪行のために、大半のユーザーにもまとめてペナルティーが課されるという形はどうも納得がいかない。まあ、維持費がかかるサービスの利用費として、年間1ドルは安いという考え方もあるかもしれないが……。

 テストの時点では、新規登録アカウントで投稿を行う場合のみ課金されるという。これが本番導入されるか、その時にどんな条件になるのか未知数だが、投稿アカウントが完全有料化されたとして、Xは使われ続けるだろうか。

 筆者は、仕事にも使うアカウントは投稿機能を維持するかもしれないけれど、趣味のアカウントは捨てるかもしれない。無料アカウントによるリポストなども制限されれば、投稿へのリアクションも減るだろうから、X全体の盛り上がりも縮小しそうだ。

 また、20日のニュースによると、Xの有料プランに新たな2つのプランを追加するとマスク氏が予告したようだ。最上位のプランは広告が完全に非表示になるという。

 マスク氏の行動からは、「Xを収益化したい」「スパムを減らしたい」という熱い思いは伝わってくるのだが、Xをどのようなサービスにしたいのか、人と人がどうつながり、何が生まれる場にしたいのか、ビジョンはあまり感じられないなあと……思う最近だ。

イーロン・マスク氏(2023年6月にフランスのイベントに参加した際の写真)

(出典 news.nicovideo.jp)

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