「ダイエット中でも麺を楽しめる！美味しさと栄養バランスにこだわった糖質制限カップ麺」

「一日一麺」インスタントラーメンを35年間毎日食べ続けている食文化研究家の大和イチロウです。私はインスタントラーメンハンターとして日々追い続けているマニアでもあり、またカップ麺や袋麺などを監修する“中の人”でもあります。

インスタントラーメンはダイエットの大敵だと思っているアナタ！糖質制限で修行レベルのようなガマンを続けているアナタ！無理せずおいしく楽しく続けられたら……そんな夢のような世界線がカップ麺にあるんですよ。今進化を続けている糖質制限カップ麺、その中でも注目すべき新商品3選をご紹介したいと思います。

1.「ロカボNOODLESおいしさプラス こってり醤油」（明星食品）

「ロカボ」とは１日の糖質量を緩やかに制限する手法です。しかもこのカップ麺は糖質を抑えるだけでなく食物繊維を配合し、三大栄養素（タンパク質・脂質・炭水化物）のバランスが効率よく採れる「PFCバランス」とうれしい機能てんこ盛り。

今回はこってり醤油をチョイス。健康と真逆の「こってり」とネーミングから伺える自信は本物なのか!? ポイントは大豆由来の植物性たんぱくに旨み成分を練り込んだプロテインキューブ。明星独自の麺の進化も注目です。

食欲をそそる「醤油豚骨」の香りが真っ先に飛び込んできます。しかしスープを口にすると口当たりよくキレもあり香辛料のパンチもあって、バランス良い印象です。スープにもたんぱく質がしっかりと配合されています。

麺もグレードアップ。食物繊維や難消化性でんぷんと数種類の旨み成分ねり込みでつるみのある食感のノンフライ麺に。この手の麺は正直おいしくなかったんですが、いつも食べているカップ麺のそれとほぼ変わらないです。グレート！

2.「カップヌードルPRO 高たんぱく＆低糖質シーフードヌードル」（日清食品）

同じシーフードヌードルと比べ糖質50％OFF！半額に弱い庶民としてはうれしいニュースです。しかもたんぱく質は15g。成人で50〜60g/日が推奨なのでこの量は効率よく摂れるので大変ありがたいです。

比較してみました。右が通常のシーフード、左がPROです。具材のボリュームは若干通常ver.のほうが多いですが、PROも十分満足なレベルを確保しています。香りもそんなに差を感じません。

スープも通常ver.にはない皮膚や骨の重要なたんぱく質「コラーゲンペプチド」を配合。味は両者とも比べて差がわからないレベルです。カップに記載の「おいしさ そのまま」はその通りでした。

右が通常ver.、左がPROです。麺はPROがちょっと柔らかくなるのが早いようです。ただ単体で食べればわからないレベルですのでご安心ください。ちなみに私はPROの方が懐かしく感じてちょっと好きかも。自分的には一世代前のカップヌードルを彷彿させてくれます。

3.「ロカボデリ CoCo壱番屋監修カレーラーメン 糖質オフ」（エースコック）

1983年のわかめラーメンをリリースしたヘルシー路線のパイオニア・エースコックからロカボ＆コラボ商品の登場です。今回はCoCo壱番屋監修カレーラーメンに注目してみました。カレーでヘルシー＆美味しいが両立できたのかが注目ポイント。

具材はじゃがいもや玉ねぎ、にんじんなどまさにカレーの具材そのもの。肉は大豆そぼろとここにもおいしさと健康感の配慮が伺えます。たんぱく質は10g、食物繊維は18.1g。成人であればおおよそ1日分が食物繊維がこれで賄えます。

カレー味のカップ麺はおおよそカップヌードルカレーと比較しがちですが、これは辛さもしっかりダイレクトに伝わってくるのでスープ単体でもとても美味しいです。ポークベースに野菜の旨みを感じられます。やはり餅は餅屋、カレーはカレー屋ということか。

麺にはジンジャーをねり込み、独自の低糖質麺を開発。糖質を30％カットに成功。生姜をねり込んだ麺とCoCo壱番屋のカレーとの相性はバッチグーです。ストレートに近い形状の麺なのでカレーのスープとはよく絡みます。

これまでの糖質オフとか〇〇配合的なカップ麺は正直なんか違うって感じになりがちでした。が、今や麺もスープも進化は著しく、昔の常識で見ている場合ではありません。ぜひ日常にうまく活用してスマートなボディを目指しましょう！