Instagramで稼ぐ“上位数パーセントの人”の共通点【SNSのプロが解説】 | ニコニコニュース
Instagram運用は趣味ではなくコストのかからない「起業」であると、SNSコンサルタントであるカイシャイン氏はいいます。カイシャイン氏の著書『3ヶ月で1万フォロワー・月10万円を叶える 革命的に稼げるインスタ運用法』(KADOKAWA)より、Instagramで稼げている人たちの共通点をみていきましょう。
Instagram運用で稼ぐために持つべきマインド
「Instagram運用は自宅で始められる0円起業」です。リスクもコストもかけずに始められるとはいえ、趣味ではなく、お金を稼ぐための「起業」です。
・趣味:専門としてではなく、個人が自由時間に楽しみとしておこなう行為・事柄
・起業:事業を起こし、一定の目的を持って継続的に社会や他者へ価値を提供すること
Instagramを自由に楽しみたい(趣味)のではなく、稼ぎたい(起業)なら、実際のビジネスでやっていることをやらなければいけないということです。
他のビジネスよりも気軽に始められるからといって、趣味の延長でやっていては続きません。成功もしません。あらためて「Instagram運用=起業である」という認識を持ち、本気で運用していきましょう。
アンチの言葉には傷ついて当然
アカウントの運用を続けていくうちに、より多くの人の目に触れるようになり、アンチから批判的なコメントやDMが届く場合があります。「人気が出てきた証拠」「無視すればいい」などと言われますが、どうしても気になり、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
アンチコメントを見て傷つく気持ちは、人間の脳の中にある「ミラーニューロン」という神経細胞に由来すると言われています。
この神経細胞には、相手の行動(態度・表情・文章を含む)を見るだけで、その行動をとったときと同じ反応を脳内で起こす働きがあります。「運動神経の良い人を見て練習するとスポーツが上達する」などのポジティブな作用がある反面、「緊張している人のそばにいると自分も緊張する」などのネガティブな作用もミラーニューロンが一因です。
ミラーニューロンが活発に働いている人(共感能力の高い人)は、批判的なコメントを受けるとアンチの感覚とシンクロしてしまいます。
想像力や推理能力なども相まって、自分由来の感情でないにもかかわらず、傷ついてしまうのです。
誰かの共感を得ることによってフォロワーを獲得しているInstagramの運用者は、そもそも共感能力が高く、アンチにもシンクロしやすい傾向にあります。
傷つくのは当然なので、「こんなコメントに落ち込むなんてメンタルが弱いのかも」と落ち込む必要は一切ありません。
人間は聞いたことのない言葉やどこかで目にした程度のセリフを使うことができません。
つまり、あなたに批判的なコメントを送っているアンチ自身が、そのコメントを誰かから日常的に言われている可能性が高いと考えられます。
アンチ自身が受けたコメントによる「イヤな気持ち」をあなたにバトンタッチしているだけです。
あなたが批判的なコメントを見て傷ついている気持ちは、一時的にアンチの気持ちに共鳴しているだけの状態。自分の反省点やコンプレックスを探して、コメントの内容と無理やりつなげてしまうと、「自分の気持ち」に変換されてずっと心に残ってしまいます。
深く考えすぎず、「この人は普段こんなことを言われているんだなぁ、可哀想」と受け流せばOKです。すぐにコメントを削除して離れれば、時間が経つにつれて悲しい気持ちは少しずつ薄れていきます。
Instagramで稼ぐ“上位数パーセントの人”やっていること
Instagramには数多くのアカウントが存在します。
運用方法についてネットやX(元Twitter)で調べたり、Instagramで競合調査をしていると、自分よりも速いスピードでフォロワーを獲得しているアカウントや、フォロワーが少ないのに伸びている投稿に出会うことがあります。
「今月もアフィリエイトで100万円稼いだ」「始めて半年だけど月に8桁稼いでいる」などの声を耳にすれば、ついつい焦ってしまうでしょう。しかし、すごい成功事例は目につきやすいだけで、全体のほんの一部でしかありません。
例えば、日本アフィリエイト協議会の調査によると、アフィリエイトをやっている人のうち月に100万円以上を稼いでいるのはたったの約1%。全体の約40%は「収入がない」と回答しています。
Instagramで稼ぐことは一朝一夕にはいかないものです。
ほとんどの人は本気でやっておらず、勉強せずに始めたり、途中でやめたりして、収益化できていません。
本書を読んで、コツコツ運用し続ければ、上位数%の成功者の仲間入りができる日がきっとやってきます。
稼ぎたいなら“罪悪感”をなくして
Instagramでお金を稼ぐことに対して、罪悪感を覚える方が一定数いらっしゃいます。
美容室で髪を切って料金をもらうことに対して罪悪感を抱く美容師はいませんし、パン屋でパンを売られることに嫌悪感を抱くお客さんもいませんよね。
しかし、舞台がInstagramになった途端に「フォロワーさんに商品を売っていいのかな?」「販売目的だと思われそうで怖い」と考えてしまう人がいます。
マネタイズに対してマインドブロックがかかっていると、収益を伸ばすことはできません。
罪悪感のきっかけは、一部のフォロワーから「◯◯さんの投稿は広告がないので見やすいです」「それ宣伝じゃないですよね?」などのコメント・DMをもらったからではないでしょうか。
お得情報、ガジェット、コスメ、ギフトなどのジャンルは、そもそも商品を紹介するアカウントなので、アフィリエイトやPRを行う行為に罪悪感を持つ必要はありません。
暮らし系やノウハウ系だと、商売っ気を出すことに引け目を感じてしまうかもしれませんが、マネタイズに否定的な感想を持つユーザーはほんの一部です。
フォロワーが1万人いて、そのうちの3人から上記のような意見をもらったとしても、残り9,997人のフォロワーが残っています。
たとえマネタイズを行って3人にフォローを解除されたとしても、アカウントへの影響はほとんどないはずです。
どうしても罪悪感があるなら、無償でInstagramを運用するのもいいと思います。
でもビジネスとして運用していきたいなら、罪悪感をなくして、「稼ぐ」という本来の目的を果たしましょう。
稼ぐことを「お金を“奪う”こと」ではなく「(対価を受け取る代わりに)情報やメリットを“与える”こと」だと考えてみてください。
カイシャイン
BEASTAR株式会社 取締役
SNS教育系YouTuber