本作はゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者が大資本の企業に立ち向かう姿と、周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く。山崎のほか、松下洸平、岸井ゆきの、オダギリジョーらが出演する。
那由他は大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する若き天才ゲーム開発者。「ジョン・ドゥ(=名無しの権兵衛)」という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称される存在だった。
第2話では、那由他は6年間離れていたジョン・ドゥの共有名義を持つ菅生隼人(松下)と再タッグ。ついにジョン・ドゥが完全復活した。
◆那由他「ファンっていうのは最強なんです」
第3話では、アトムは融資金5000万円の即時返金を迫られ、那由他らは資金集めのため投資家とゲームクリエイターを繋ぐプレゼン大会「ゲーム・トゥ・マッチ」に参加。
しかし「SAGAS」の社長・興津晃彦(オダギリジョー)が那由他らのプレゼンを客席から見ており、「ゲームの開発費を募る場であって、潰れそうな会社に手を差し伸べる場ではない」「アトムで作らなくてもいいでしょう」などとわざと挑発するような言葉を放ち、「なぜアトムにこだわる必要があるんですか?」と質問をした。
那由他は「俺たちには親友がいました。今はもういません。彼は亡くなったんです」と大学時代に那由他と隼人の才能に気付いてゲームの資金集めをしていた公哉(柳俊太郎 ※「柳」は正式には旧漢字)の話を始める。
彼は営業の一環で興津にジョン・ドゥのゲームを見せたところ、それがSAGASに奪われて販売され、ショックのあまり自殺をしていた。那由他は、公哉が何を話して興津の心を動かしたのか考えていたと話し、「優秀な営業マンでもなかなかできないことを、彼はやってのけた。彼は何か特別な話術を持っていましたか?交渉術を持っていましたか?多分そうじゃないと思う。やっとわかったんです。人の心を動かす、彼の情熱が一体どこから来るのか。彼は、俺たちジョン・ドゥの1番のファンでした」と導き出した答えを告白。
そして「ファンっていうのは最強なんです。良いところも悪いところも作り手以上にわかってる」と語るのだった。
◆那由他の名言が話題
さらに「結局何をおっしゃりたいんですか?」と言う興津に、那由他は「俺はアトムのファンです。大ファンなんです。どうしてアトムじゃなきゃダメなのか、と質問されたんですよね?これが答えです」と説明し、「俺は自分を1番活かせるアトムという場所で、アトムの皆と一緒にジョン・ドゥでは作ることのなかったゲームを作りたい」と熱弁。会場からは溢れんばかりの拍手が巻き起こった。
那由他の「ファンっていうのは最強なんです。良いところも悪いところも作り手以上にわかってる」というセリフは視聴者の間で共感を集め、「めっちゃ納得した」「オタク心に響く」「どの界隈にも当てはまるよな…」「名言すぎる…感動したよ那由他…」など多数のコメントが寄せられていた。
(modelpress編集部)
情報:TBS