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年収600万円以上のハイスペック20代男性の「婚活が難航した」意外な理由

年収600万円以上のハイスペック20代男性の「婚活が難航した」意外な理由 | ニコニコニュース

 IT系上場企業に勤める28歳ハヤトさんは、有名国立大学卒業、年収600万円以上と、婚活をしている女性が希望する多くを持ち合わせていました。しかし、ご活動は意外なほど難航。どうして活動は難航したのか、婚活エージェントの筆者の視点から、ハヤトさんの1年4カ月の活動の軌跡からお伝えします。

婚活
※画像はイメージです(以下同じ)

 学生の頃は彼女がいたというハヤトさん。お休みの日はゆっくりテレビゲームをしたりマンガを読んで過ごすのが好きという点が、当時の彼女とは合っていたそうです。しかし、社会人になり自然消滅。その後は出会いの機会もなく、マッチングアプリを経て、30歳を前に結婚相談所に入会されました

婚活が難航した理由①年下希望

 男性会員様の傾向として、ご自身よりも年下の女性を希望される方が多いです。ハヤトさんも自分より年下の「20歳~27歳」を希望

 20代男性が年下女性を希望する場合、2つの要因から活動難易度は上がります。1つ目は、条件に合致する女性の割合が少ないこと。一般的な結婚相談所の年齢構成比として、女性の場合は30代が一番多く、次いで20代、40代。そのため条件によっては選択肢がぐっと狭まってしまうのです。

20代女性を希望する男性は多い

恋愛

 2つ目は、20代女性を希望する男性が多いため、ライバルが多いこと。どの世代の男性でも“若ければ若いほど良い”と考える方はいらっしゃいます。お金を払って結婚相談所で活動を始めたので、「ワンチャンいけるかもしれない」。そんな思いで20代女性へお申し込みをする男性も多く、人気は集中します。

 さらに、ハヤトさんがお申込みする方は、私から見ても“すごく可愛い女性……”。20代で写真が素敵な女性となれば、男性からのアプローチも多く、女性が選ぶ立場という無双状態です。そういう方に自分が選ばれなければいけません。

婚活が難航した理由②マッチングアプリ慣れ

 女性のほうは写真館で撮られたプロフィール写真であることを重視するのに「自分はこんなプロフィールなので仕方ないですよね」と、ハヤトさんは自撮り写真を掲載。「マッチングアプリを使用してた際にウケが良かったのでそのまま使っている」とのことでした。

 マッチングアプリ経験がある人が陥りがちなミスとして、マッチングアプリ時代の写真を使ってしまうパターンがあります。しかし、マッチングアプリでウケの良い写真と結婚相談所でウケの良い写真は全然違うのです

 結婚相談所でのプロフィール写真は、誠実さが伝わることが一番大切。多くの紹介状の中から、女性がハヤトさんの写真を見た時に“詳細まで見てみたい”と思ってもらえないといけません。

“年下”で“可愛らしい”ことは重要な条件か

結婚

 実際に活動を経験されてみて、自撮りからちゃんと撮影された写真に変更される方も多く、それによって活動が上手くいくというケースも非常に多いです。

 ハヤトさんには、ご自身でおっしゃっていた「年下で可愛らしい女性」には、とてもたくさんのお申込みが届くことを伝え、結婚してハヤトさんが手に入れたい未来はどういうものなのか、それを実現するために“年下”で“可愛らしい”ことがどれくらい重要な条件になるのかを考えてみてほしいと伝えしました。

 幸せが続く結婚を一緒に実現するためのパートナーハヤトさんが出会うために、大切にしたいことは何なのかに改めて向き合っていただきました。これらの見直しで、お見合いが少しずつ成立するようになります。

婚活が難航した理由③ “運”や“タイミング”

 やっとの思いで、初めての交際が成立したハヤトさん。しかし交際成立から約1週間で、お相手からの突然の交際中止連絡が届きます

 結婚相談所では、並行して複数の方と「仮交際」(※結婚を意識したお付き合いができる人かどうかを見極める期間)することが可能です。そのため、お相手にはすでにある程度親しくなった交際相手がいるなんてことも。お相手の交際が急に進展した場合、自分に落ち度がなくても交際中止になるのです。

 自分の力で直せる明確な理由があれば納得感を得やすいですが「何か悪いところがあったわけではないけれど交際を断られる」となると消化できない苦しさが残ります。ハヤトさんもそんな思いで悔しく辛い気持ちを私に伝えてくれました。

ご縁をできるだけ掴んでほしい

婚活

 多くの方の活動を見守ってきて思うのは、自分にとって大切なパートナーとの出会いがあった時に、はじめてそれまでの交際中止も含めて肯定できるということです。あの時の出会いも別れもあったから、今この人との出会いに繋がっていると感じられると、全てが報われた気持ちになります。

 だから“ひとり”ではなく私たちアドバイザーと“ふたり”で歩むのです。「運とタイミングに左右されることもある活動だからこそ、ご縁の機会をできるだけ掴みにいくことを大切にしてほしい」とハヤトさんに伝えました。

 活動開始から1年になる頃、ハヤトさんから「来月退会します」と連絡がありました。結婚したいとは思うけれど、1年でいったん区切りをつけて気持ちを切り替えたいとのこと。「あと1カ月ですし、せっかくなので後悔のないように、できるだけ色々な人に会ってみます」(ハヤトさん)。

「来月退会します」から運命の出会いが!

 前向きな気持ちを胸に、残りの活動に向き合ったハヤトさん。いつもなら年齢でNO回答するはずの2歳年上のミカさんから申し込みがあり、お見合いが成立します

「今までは年齢でアウトだと紹介状の詳細も見ていなかったけれど、たまたま趣味とか休日の過ごし方がすごく似ているなと感じて、好感を持ちました」

 お見合い後、ハヤトさんとミカさんはとんとん拍子で仮交際に進み、約3カ月の交際期間を経て後、お二人はご成婚することになりました。実は、ミカさんは、ハヤトさんに申し込みをする2週間前に活動を始めたばかり。退会を検討していたハヤトさん、活動を始めたばかりのミカさんとの出会いは、正に運とタイミングのめぐり合わせでした。

“運”や“タイミング”の影響がある

ウェディング カップル

 成婚時、ハヤトさんからは「婚活には“ご縁”というタイミングがあるなと思いました。交際が中止になった時は本当に苦しかったし悲しかったです。けれど、今となっては、そういう全ての運がミカさんとの出会いに繋がっていたように思えます」と連絡がありました。

 婚活では “運”や“タイミング”の影響を受けることがあります。それが、残念な結果に繋がってしまうことも。しんどいときは、たまには肩の力を抜きつつも、来るべきタイミングを掴めるように、ゴールに向かって走り続けることが大切だったりするのです。

TEXT/婚活エージェントのハヤシ

【エン婚活エージェントのハヤシ】

オンライン結婚相談所「エン婚活エージェント」。「幸せが続く結婚をすべての人に」というビジョンのもと、結婚成婚(結婚成立+結婚後の幸せ)の実現に向けて専任アドバイザーが活動に伴走します。結婚への道筋を立て、しっかりサポートするのがアドバイザーのミッションです

(出典 news.nicovideo.jp)

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