米動物園の衰弱パンダ「YaYa」が木に登る=中国ネット「頑張れ」「無事帰国祈る」 | ニコニコニュース
中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で27日、米テネシー州メンフィス動物園で飼育されていて4月7日に中国に返還される予定の高齢の雌のジャイアントパンダ「YaYa(中国名:丫丫)」に関連し、「丫丫が木に登った」「丫丫の体調がますます良くなる」とのワードがトレンド入りした。
中国メディアの「中国藍新聞」は25日、YaYaが木に登る様子を捉えたライブカメラの映像をウェイボーに投稿した。
中国のウェイボー利用者からは「丫丫頑張れ」「中国の専門家チームが世話してくれるので安心だね」「涙が出てきた」「おいしい竹をたくさん食べてね」「無事の帰国を祈る」などのコメントが寄せられた。
YaYaは2003年4月、米中共同のパンダ保護研究計画の一環として、雄の「LeLe(楽楽)」とともに米国に貸与されて飼育されてきたが、動物愛護団体から「不適切な扱いを受けている」との指摘が出ていた。貸与期間は20年で、園は昨年12月に2頭の返還を発表したが、LeLeは今年2月に死亡。衰弱してやせ細ったYaYaの動画や写真が拡散し、中国国内で懸念が広がっていた。
北京動物園の獣医師と飼育員からなる専門家チームが16日にメンフィス動物園に到着し、YaYaの生活習慣や飼育状況を把握し、米国側スタッフと共同で飼育やケア、健康状態の評価を行った上で、YaYaを連れて帰国すると報じられている。(翻訳・編集/柳川)