「コンビニ飯=カラダに悪い」は昔の話。健康志向に舵を切った“意外な理由” | ニコニコニュース
50代を超えると健康の悩みは尽きない。世は健康食ブームだが、良かれと実践していた食事法や健康食品でカラダに害が及んでいたとしたら……。最新研究で導き出された食の新常識を総ざらいするとともに、健康寿命を伸ばす最強の食事術を徹底リサーチ。120歳まで長生きできるカラダを手に入れろ!
手軽に食品が買えるコンビニ。最近は「低糖質・高タンパク」「一日分の野菜が取れる」と謳ったヘルシーフードで溢れかえっている。
「コンビニ飯=カラダに悪いは今は昔。最近は流行のダイエットや注目の栄養素を押さえた商品をいち早く世に送り出す場所になっている」と分析するのは、コンビ二研究家の田矢信二氏だ。
◆コンビニが健康志向に舵を切ったワケ
だが、その裏には健康ブームに乗っからざるを得ない事情もあったようだ。
「ひと昔前のコンビニ飯はガッツリ系や一品で満足できる商品が主流。しかし、昨今の物価高によりガッツリ系の商品を作るとどうしても高単価に。
それならば少量でも“カラダにいい”を謳った惣菜に力を入れたほうがニーズが摑めると健康志向に舵を切ったのです」
◆コンビニ飯は栄養管理がしやすいが…
管理栄養士の浅野まみこ氏によると「コンビニ飯は栄養成分が漏れなく表示されているので栄養管理がしやすい」が、どうしても塩分量が高めになってしまうという難点も。
一長一短を把握してうまく活用したい。
【コンビ二研究家 田矢信二氏】
コンビニ大手で働いた経験を生かし、企業講演やアジア企業への講演依頼も多い。消費者目線でSNS発信。テレビ番組にも多数出演
【管理栄養士 浅野まみこ氏】
エビータ代表取締役。企業のレシピ開発、健康経営サポート、食のコンサルなどを行う。著書に『コンビニ・ダイエット』
取材・文/週刊SPA!編集部