【らんまん】万太郎を救った台湾の絶品夏スイーツ「オーギョーチー」がブームの予感!
「台湾発祥のゼリー状スイーツですが、《愛玉子》と書いてオーギョーチーと呼びます。オーギョーチーは、世界でも台湾でのみ自生する同名の植物の種を使って作られるスイーツですが、味はさっぱりした寒天ゼリーのよう。レモンシロップをかけて食べるのが特徴の、夏に最適なおやつです。ゼリーとは違い茶碗一杯で白米一杯分のカロリーというエネルギー効率が高い食材ですが、とても健康的で、体の熱を逃す作用やデトックス効果もあります。昔はなかなか売っていなかったオーギョーチーの種は、日本国内でもネットや中華食材屋さんで手に入れやすくなっていますから。作るのが大変という人は、カルディでもゼリー状に調理済みのオーギョーチーを売っています」(フードアナリスト)
オーギョーチーはイチジクの仲間のつる性植物で、台湾固有の植物のひとつ。その種子を水の中で揉んで混ぜると、種子に含まれているペクチンが水に含まれているカルシウムと反応して自然と固まり、ゼリー状になるとか。
「劇中では『日本の植物学の父』と呼ばれる牧野富太郎がモデルの主人公・万太郎が、台湾で病に倒れた際に救われた食べ物として登場。ならばこの夏の猛暑にとっても最適な夏バテ食!と注目です。東京の谷中にある甘味処で、名前もそのまんまの『愛玉子』(オーギョーチイ)が有名ですが、中華レストランのデザートメニューでも見かけますので、まだまだ暑い夏、ぜひ試してみてください」(前出・フードアナリスト)
最近では、ヒロインが結婚の挨拶をする際、義母に持って行った「サーターアンダギー」など数々の沖縄の食べ物も話題になった「ちむどんどん」(2022年度前期)など、見ているうちに食べたくなってくる料理やお菓子が少なくないNHK朝ドラ。猛暑はようやく収まりかけてきたが、残暑の厳しさにこのオーギョーチーがブームになるかも。