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花王、ジャニーズ事務所タレント起用の広告「可及的速やかに中止」 中島健人、小瀧望ら出演 | ニコニコニュース

 ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、大手化粧品メーカーの花王は12日、公式サイトを通じ、同事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は「可及的速やかに中止いたします」と発表した。

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 同社は「9月7日ジャニーズ事務所記者会見後、今後の対応を協議してまいりました。」とし、「性加害の問題は、花王人権方針の基本的な考え方に反します。また、ジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告等により、さまざまな思いをいだかれる方もいらっしゃると考えます」と説明。

 これらを踏まえ「花王グループで現在展開しているジャニーズ事務所所属タレントを起用した広告・販促物等の展開は、可及的速やかに中止いたします。ジャニーズ事務所とのタレント契約につきましては、今後、ジャニーズ事務所が行う改革や再発防止の取り組みを確認した上で判断します」とコメントした。

 同社ブランドの広告には人気グループSexy Zoneの中島健人やジャニーズWESTの小瀧望、Aぇ!groupが起用されている。

 性加害問題を受け、各社で対応が分かれており、アサヒグループHDは同社所属タレントとの広告契約を更新しないことを明らかにしている。「ジャニーズ事務所による、明確な被害者救済と抜本的な組織運営の是正が認められない限り、当社グループ全体の人権方針に則っていないため」とコメント。現行の契約満了をもって解除とし、延長の交渉はしないと決断した。今後については「10月1日からの新体制で、どのような被害者救済に取り組んでいくのか。そこが明確になってから検討する」とした。

 東京海上日動火災保険は広告出演に関する契約解除を検討していることを発表し、日本航空も「3月から見合わせている。現時点で契約再開の予定はなし」と公表している。

 一方で、モスバーガーを展開するモスフードサービスは同事務所所属のタレントの広告起用を継続すると明かした。同社は11日、人気グループSnow Manのラウール渡辺翔太が出演するモスバーガーの『月見フォカッチャ』新テレビCM「もちっ、パリッ、とろっ」篇が13日からスタートすると発表している。

 同社は「『モスグループ人権方針』において人権尊重の取り組みを推進しており、いかなる性加害についても許されないと考えています」とし、ジャニーズ事務所との今後の契約関係について「被害者救済と再発防止の実施状況を確認しながら適切に対応してまいります」と説明。「9月13日からのジャニーズ事務所所属のタレントのCMについては、現契約に基づいて実施いたします」とコメントしている。

ジャニーズ事務所(C)ORICON NewS inc.

(出典 news.nicovideo.jp)

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