中国老舗ブランドの包丁、またニンニクを叩いて折れる=ネットでは擁護の声も | ニコニコニュース
中国の老舗ブランドの包丁がまたニンニクを叩いたことで折れた。中国メディアの澎湃新聞が19日付で伝えた。
折れたのは中国の老舗ブランド「張小泉」の中華包丁。当事者が撮影した動画には、ブランド名が刻印された中華包丁が根元に近い位置から真っ二つに割れている様子が映っている。撮影者によると、ニンニクをつぶすために寝かせて叩いたところ折れてしまったという。
同ブランドをめぐっては過去にも「ニンニクを叩いて折れた」との訴えが相次いでいるほか、骨などやや硬いものを切ろうとして真っ二つに折れたなどの苦情も出ている。
過去に折れた「張小泉」の中華包丁
この話題は中国のSNS・微博(ウェイボー)で一時トレンド1位に。ネットユーザーからは「ニンニクが張小泉を一刀両断」「コストを全部広告にかけてるからだよ」「またか。改善されないならみんな買わない方がいいぞ」「以前、(同ブランドは)『ミシュランの料理人はそんなふうに使わない』(消費者の使い方が悪い)などと言っていたな」「これは品質だけでなく、安全にも関わる問題だ」といった批判の声が殺到した。
一方で、少数ながら「正直、ニンニクは叩くものじゃなく包丁のひらを当てて手のひらで押しつぶすものなんだよな」「ニンニクを叩いても割れない包丁はたくさんあるが、その分切れ味が悪い」「いつから包丁の良し悪しをニンニクが叩けるかどうかで決めるようになったのか。包丁にも種類がある。切れ味を重視した薄い包丁では折れるのも無理はない」と擁護する声も。
今回の件について同ブランドの担当者は「弊社の包丁はニンニクなどの食材を叩くことはできますが、包丁を寝かせて力を込めて叩くことはお勧めしていません。包丁類は主に食材を切るための道具で、切れ味が良いものほど鋼材の硬度が高く、靱性と両立することは難しいため、稀に折れることがあります」と説明。ニンニクをつぶすための専用の器具も販売しており、そちらを使用してほしいと呼び掛けた。(翻訳・編集/北田)