3位は藤井風!紅白歌合戦「今年は出なくて残念」ランキング。旧ジャニーズ多数ランクイン | ニコニコニュース
そこで女子SPA!は30~49歳の女性に緊急アンケートを実施(※)。13日に発表された出場歌手をもとに、昨年2022年出場歌手で、この日の発表に入らなかったのが「残念だ」と感じるアーティストを聞いてみました(昨年出場のウタは、今年はAdoとして出るので選択肢に含んでいません)。
それではランキングを見てみましょう。まず16位から11位まで。
◆工藤静香と篠原涼子、同率16位に
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昨年出たけど今年は出場ナシが残念(複数回答)
11位 関ジャニ∞ 11.5%
12位 Aimer 7.5%
12位 日向坂46 7.5%
14位 TWICE 7%
15位 Saucy Dog 5.5%
16位 IVE 3.5%
16位 工藤静香 3.5%
16位 篠原涼子 3.5%
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篠原涼子は昨年リリースした「恋しさと せつなさと 心強さと」のリメイクを皮切りに、今年はコンサートツアーを行うなど音楽活動を再開。工藤静香も『うたコン』(NHK)などの音楽番組にたびたび出演して迫力ある歌声を聞かせてくれているので、今後も期待しましょう。
12位のAimerはアニメ『鬼滅の刃』の主題歌として大ヒットした「残響散歌」で昨年初出場を果たしました。その翌日、2023年の元旦に「残響散歌」の作曲者、飛内将大との結婚を報告し世間を驚かせました。今年も3月と5月にシングル「escalate」と「あてもなく」をリリース。実力派シンガーなので、またいつか見る機会があるのではないでしょうか。
Aimer「残響散歌 / 朝が来る」SACRA MUSIC 11位の関ジャニ∞は、何もなければ大阪万博とのコラボで場を盛り上げてくれたことでしょう。
◆KinKi Kidsら旧ジャニーズ勢がランクイン
次は10位から4位。
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4位 SEKAI NO OWARI 16%
5位 KinKi Kids 15.5%
5位 King & Prince 15.5%
7位 Vaundy 15%
7位 三浦大知 15%
7位 なにわ男子 15%
10位 SixTONES 12%
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ここでは旧ジャニーズ勢が目立っています。SixTONES、なにわ男子、キンプリもテレビで見ない日はないぐらいの大活躍で、CDをリリースすれば必ず30万枚以上は売り上げる人気グループ。特にキンプリは「Life goes on/We are young」でミリオンを達成しました。
そんな若手に負けじと5位にランクインしたのがKinKi Kids。今年のシングルリリースは1月18日の「The story of us」だけですが、彼らには90年代と2000年代のミリオンヒットがたくさんあります。また「硝子の少年」や「愛されるより 愛したい」を聞きたいというファンが多くいることでしょう。
7位のVaundyはいま一番アツいヒットメーカー。2020年リリースの「怪獣の花歌」がいまだロングヒットを続けています。昨年の紅白で「そんなもんかい、紅白」と観客をあおったのを、有吉弘行が自身のラジオ番組で「スベってた」とツッコんだこともニュースになりました。ぜひ今年絡んでほしかったなぁ。
◆3位 藤井風(20%)
3位は、藤井風(20%)でした。昨年の「死ぬのがいいわ」での衝撃的なパフォーマンスも記憶に新しいところですが、今年はシングルリリースが「Workin’Hard」と「花」の2曲のみ。しかしアジアの6都市でピアノ弾き語りツアーを敢行し、活動の軸足を海外にうつしていました。
◆2位 Snow Man(21.5%)
2位は、Snow Man(21.5%)でした。今年リリースのシングル「タペストリー/W」と「Dangerholic」は、それぞれ90万枚、86.9万枚とダントツの売上を記録しています。
またメンバーの目黒蓮は『トリリオンゲーム』(TBS)で主演を務めるなど、多方面での活躍が目立った1年でした。こちらも事務所の騒動の影響を受けた形でしょうか。
◆1位 King Gnu(30.5%)
そして、今年紅白に出なくて一番残念がられたのは、King Gnu(30.5%)でした。昨年はサッカーワールドカップとNHKサッカー中継のテーマソング「Stardom」で、圧巻の演奏力を披露しました。
今年はアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」のオープニングテーマ「SPECIALZ」のリリースの他、来年には5大ドームツアーを敢行するなど、さらにスケールアップした活動を展開している彼ら。
もう紅白に出る必要はないかも!?
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今年も議論を呼んだ紅白の選考。けれどもよく見ると、不出場=落選とも言い切れない現状もうかがえます。
これも時代の変化なのでしょうか。ひとまず、大晦日を楽しみに待ちましょう。
※【調査概要】
調査方法:アイブリッジ(株)提供の「リサーチプラス」モニター(30~49歳女性)に対してアンケートを行い、その結果を集計したものです。
調査期間:2023年11月14日
有効回答者数:30~49歳女性200人
<文/石黒隆之>
【石黒隆之】音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4