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大谷翔平、山本由伸を逃したジャイアンツに米記者が「二流」と叱咤! W獲りはドジャースからの「警鐘」と嘆き | ニコニコニュース

大谷と山本を一気に手中に収めたドジャース。その補強にライバル球団の地元記者からも驚きの声が広まった。(C)Getty Images

 大谷翔平に10年総額7億ドル(約1015億円)を支払ったドジャースは、山本由伸とも12年3億2500万ドル(約465億円)の大型契約を締結。今オフの移籍市場における「目玉」と言われた両雄を“札束攻勢”で射止め、米球界も騒然となっている。

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 大谷と山本だけで合計10億2500万ドル(約1486億円)という天文学的な規模となった。このドジャースの積極補強には、争奪戦に敗れた他球団の地元メディアも黙ってはいない。サンフランシスコに拠点を構える日刊紙『The Mercury News』のコラムニストであるディーター・クルテンバッハ氏は「ジャイアンツは10億ドルのモーニングコールを受けた。それに答えないわけにはいかない」と、ドジャースと同地区に属する“贔屓球団”を叱咤した。

 もっとも、ジャイアンツは今オフに6年1億1300万ドル(約163億8500万円)で、「韓国球界の至宝」と称され、複数球団による争奪戦が繰り広げられたイ・ジョンフ獲得に成功。球団の財政状況などをふまえた投資は行ったとは言える。

 それでも「隣の芝生は青く見える」ということか。クルテンバッハ氏は「ジャイアンツはお金で買える最高のフリーエージェント選手を補強すべきである」と主張し、「今冬のドジャースの補強はジャイアンツフランチャイズが二流だというメッセージだ」と厳しい論調を展開した。

「この12月ドジャースは、ジャイアンツフリーエージェント市場で獲得上位にリストアップしていた2選手(大谷と山本)と契約するために10億ドル以上を費やした。この事実がジャイアンツの組織に対する警鐘でないなら、何が警鐘なのかわからない。そのメッセージは明確で、彼らは『ジャイアンツは二流のフランチャイズである』と伝えている」

 さらに「オオタニとヤマモトがロサンゼルスに行ったのは、お金と環境が整っていたからだ。ジャイアンツは2人のオファーに同額を支払う準備があったと報じられているが、彼らは、ただ報酬を得たかっただけでなく、純粋に勝つための環境を求めたのだ」と断じたクルテンバッハ氏は、「おそらく当面の間、ファンは毎年のように失望し続ける」と予想。希望を込めた次の言葉で辛辣なリポートを締めくくっている。

「たしかにオオタニとヤマモトを逃したのは痛恨だ。しかし、ジャイアンツワールドシリーズを制したのは、他球団も狙うスターを買うのではなく、自前のスターを育てると決めた時だ。ジャイアンツは今こそ、もう一度、総合的な野球を受け入れる時がきたのだ」

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大谷翔平、山本由伸を逃したジャイアンツに米記者が「二流」と叱咤! W獲りはドジャースからの「警鐘」と嘆き

(出典 news.nicovideo.jp)

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