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不器用な彼が急にジェラートピケをくれた結果、破局。そのワケは…/恋愛人気記事BEST

 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2020年3月22日 記事は取材時の状況)

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彼氏からプレゼントをしてもらうと、たとえそれが、欲しかった物ではないとしても、本当に幸せな気持ちになりますよね。

ですが、プレゼントがきっかけで2人の仲に亀裂が入ってしまう事もあるようです。そんな経験をした女性にお話を聞いてみました。

写真はイメージです(以下同じ)

◆浮気しなさそうなマジメ彼氏と交際2年
増村香織(仮名・26歳/契約社員)は、Nさん(30歳/電機メーカー勤務)とお付き合いを始めて2年目になります。

「友人主催のバーベキューに誘われた時に、紹介されたのがきっかけでした。その時のNは、髪に寝癖はついているし、メガネの柄をセロテープで補強してるし…初対面での印象は、何なのこの人?って感じでしたね」

ですが、話してみると気さくで穏やかな人だったため、Nさんからの誘いに乗り何度か食事に行った香織さん。

そうしてNさんの全くかっこつけず飾らない性格に惹かれて、お付き合いに至ったのだとか。

「まぁ、そんなにかっこ良くはないですが、真面目だしいいかなと。Nみたいなタイプは絶対に浮気なんかしないだろうし、安心だと思いました」

そんなNさんには、ある欠点がありまして…。

◆ホワイトデーには精米機をくれたロマンからは遠い彼

「致命的にプレゼントを選ぶセンスが無くて。誕生日プレゼントに布団乾燥機をもらった時はビックリしましたよ(笑)ホワイトデーには精米機ですし」

結局どちらも愛用していますが、できる事ならもっとロマンティックなプレゼントが欲しいなと思う香織さん。

「アクセサリーをくれるとか、サプライズで一泊旅行に連れて行ってくれたら嬉しいんですけどね。でもそんな実用的な物ばかりくれる所もNの良さかなと思います」

ですが、そんなNさんに変化が現れます。

◆クリスマスに可愛いジェラートピケのセットアップを贈られた
クリスマスプレゼントに、急にジェラートピケのパーカー&ショートパンツソックスのセットアップをくれたんですよ。スゴく可愛かったんですが…何かおかしいと胸騒ぎがしたんですよ」

気になって仕方がない香織さんは、「このプレゼント自分で選んだの?なんかいつもと違い過ぎない?」とストレートに質問しました。

「そしたら明らかに動揺していて、私と目を合わせずに『たまたま通りかかって、可愛いお店だなと思ったから、店員さんに相談しながら買っただけだ』って言うんですよ…」

Nさんは今まで自分のテリトリーの中でしか、プレゼント選んでこなかったのに、わざわざ普段自分が行かないデパートなんかに足を運ぶだろうか?やっぱり怪しいと感じた香織さんは「浮気してるの?」とカマをかけてみたそう。

ジェラートピケ好きの女性へのプレゼントを買うついでに購入していた
「するとNは言葉に詰まりブルブル震えだして『ごめん、香織にそう言われて気がついたよ。僕は浮気じゃなくて、彼女の事が本気で好きみたい…だから別れよう』って言われたんですよ。も~驚き過ぎて気を失いそうでした」

実はNさん、3ヶ月前から同じ部内の後輩R子さん(24歳/独身)と浮気をしていて、香織さんと二股状態だったのです。

「どうもその女がジェラートピケが好きらしく、Nがクリスマスプレゼントに買いに行ったついでに、めんどくさいので私の分も適当に買ったみたいで…本当に失礼なヤツだなと頭にきましたし、とてもショックでした」

本心は悲しくて仕方がなかったですが、もらったルームウェアのセットアップをNさんにぶん投げて「はやく出て行って!」と叫んだ香織さん。

「Nを追い出して、玄関のチェーンをかけたら思わず号泣してしまいました。浮気されていた事にまるで気がつかなかったし、男を見る目も無いし、私って馬鹿だなぁとつくづく嫌になりましたね」

翌日、家を出ようと玄関を開けると…。

◆捨ててもジェラートピケの前を通ると思い出しムカつく
「昨夜ぶん投げたあのルームウェアが入った紙袋が玄関に下げてあったんですよ。こんなもんいるか!と頭にきて、そのままマンションのゴミステーションに捨ててやりました」

その日のうちに合鍵を送り返して、Nさんとはそれっきりなのだとか。

「あんな屈辱的な失恋は初めてで…まだちょっと胸の傷が癒えてませんね」

それから香織さんは、ジェラートピケの前を通る度に、Nさんの事を思い出してムカムカしてしまうそうです。

―シリーズ「思い出深いギフト」―

<文&イラスト/鈴木詩子>

【鈴木詩子】漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラー棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop

(出典 news.nicovideo.jp)

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