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山崎賢人“那由他”、「ファンっていうのは、最強なんです」―ファン感動の名言誕生<アトムの童>
10月30日山崎賢人主演の日曜劇場アトムの童」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)第3話が放送され、プレゼン会場での那由他(山崎賢人)の“ファン”についての言葉に感激する視聴者が続出した。また、ラストのまさかすぎる驚愕展開に大騒ぎとなった。

【写真】シンプルな白T姿が眩しい那由他役の山崎賢人

■大ピンチ!銀行からの5000万円の即時返金勧告

この作品は、ゲーム業界を舞台に、天才ゲーム開発者・安積那由他(山崎賢人)が自分から全てを奪った巨大資本の企業に立ち向かう、世の中のすべての挑戦者たちに贈る、熱い下剋上バトルストーリー。と共に、周囲の人々とかかわりながら那由他が成長していく物語でもある。令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加作品。また、ディズニー公式動画配信サービスDisney+(ディズニープラス)」にて世界配信もされている。(以下、ネタバレを含みます)

那由他との友情が復活した隼人(松下洸平)もアトム玩具に入社して、約1年。共に作っているゲームは「アトムワールド」と名付けられ、完成まであと少しの段階になっていた。

ゲームリリースまであと3ヶ月となったとき、融資元のやよい銀行が融資金の内5000万円の即時返済を求めてきた。返済できなければ不渡りとなってアトムは倒産してしまう。海(岸井ゆきの)のかつての上司で銀行支店長の小山田(皆川猿時)は「銀行の方針転換」だと申し訳なさそうに告げたが、実はアトムの特許技術を狙うSAGASの社長・興津(オダギリジョー)と繋がっている彼の作戦だった。小山田は「定年後にSAGASに役員待遇で迎える」という約束を取り付けていて、興津の手先となっていたのだった。

■財務顧問の鵜飼は、SAGASへの売却をすすめるが…

返済期限はひと月後。銀行からアトムに財務顧問として出向している鵜飼(林泰文)は、返済できずに銀行に根こそぎ取られるよりは…と、SAGASへの売却をすすめる。が、アトム側は絶対SAGASには売りたくない。難色を示す彼らに、鵜飼は「売却が最善策」と説得を続けた。そんな鵜飼に海は「もう1ヶ月しかない、じゃなくて、まだ1ヶ月もある。ギリギリまで諦めたくない。おもちゃ屋ががんばって作ったあのゲームが世の中をひっくり返すところを、この眼で見たいんです!」と、熱く反論した。そして全員で新たな融資先探しに奔走することとなった。

だが奔走のかいも無く融資先は決まらず、海は疲れ果てていた。そんな彼女の姿が公哉(柳俊太郎)と重なった那由他は、7年前と同じように資金繰りは他人任せで自分たちはゲームを作ってるだけではいけない、と考える。隼人も同じ気持ちで、彼らは彼らなりに出来ることを考え始める。

■那由他がアトムにこだわる理由

隼人はSAGAS時代に知り合ったパブリッシャーの晶(玄理)に協力を仰ぎ、彼女のアドバイスに従って、改めてアトムの社員全員で融資元の開拓を試みたが全滅…。しかし、那由他たちは最後まで諦めず、晶が次の一手として提案した世界の投資家とゲームクリエイターをつなぐ大規模プレゼン大会への参加を決めた。

プレゼンを終え、投資家たちとの質疑応答になったとき、挙手して立ち上がったのは、何と興津だった。彼は、「5000万円は、これだけ完成しているゲームの追加費用としては高すぎる。ここはゲームの開発費を募る場であって、潰れそうな会社に手を差し伸べる場ではない」と言い、会場をザワつかせる。そして続けて「なぜアトムにこだわるのか?」と尋ねた。

那由他は「オレはアトムの大ファン」だから、と答え、自分を生かせるのはアトムで、アトムの仲間と“ジョン・ドゥ”では作れなかった、そして、その場限りじゃなくて何年か後に思い返したときに「あのときは楽しかった」と思ってもらえるようなゲームを作りたい、と熱弁をふるい、会場から大きな拍手が沸き起こった。

那由他は、特別な話術や交渉術があったわけではなかった公哉が、なかなか動かない興津の心を動かした理由は、公哉が“ジョン・ドゥ”の一番のファンで、その熱い想いが伝わったからだと理解した。そして「ファンっていうのは、最強なんです。いいところも悪いところも、作り手以上にわかってる」とプレゼン会場で語ったのだが、この言葉に、“誰かのファン”である視聴者は、自分に置き替えて「推しにこんなこと言われたらがんばれる」「全肯定するばかりがファンじゃないよね。すごく響いた」と名言誕生に沸き立った。

■まさかのゲームデータ全消失

会場の反応とは裏腹に、出資者は1人も現れなかった…。それは、那由他たちがこのイベントに参加することを事前に掴んでいた興津が、他の投資家をけん制していたからだった。落ち込む那由他たちだったが、配信で見ていたインド人の会社社長が話を聞きたがってると知り、一転、色めき立った。指定された面談日は返済期限の前日で、これで投資が決まらなければ、もう後が無い状態だった。だが彼らはこの最後のチャンスに賭けてみることにした。

希望の光が見え明るい気持ちで迎えた朝、作業の続きをしようとした那由他のPCの画面はピンク一色に…。慌てて隼人も自分のPCを確認すると、同じくピンク色。これまでのすべてのゲームデータが消えていた…。

那由他たちやアトム社員の気持ちに寄り添いながら観ていた視聴者は、このまさかすぎる展開に「えーっ!!」と大動揺。「バックアップは?」「自宅のPCにはデータ残ってた!とかって展開じゃないの?」と、データ管理の甘さをツッコむと共に、犯人捜しにも関心集中。「来週まで待てない!」「続きが気になりすぎる」と、視聴者は第4話を観るまでモヤモヤしながら過ごすことになりそうだ。

◆文=ザテレビジョンドラマ

山崎賢人の崎は正しくは「たつさき」

※柳俊太郎の柳は正しくは「木へんに夘」

5000万円の出資を得るために、那由他は大規模なプレゼン大会で熱弁をふるう/(C)TBS

(出典 news.nicovideo.jp)

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