慣れている人といない人で、大きく好き嫌いが分かれるスマホのフリック入力。慣れると非常に便利な機能で、入力スピードが格段に上がるが、ガラケーで文字を打つことに慣れた世代ではいまだに旧来の打ち方(トグル入力)を使う人も少なくない。
■ソフトや機器も進化
今や、パソコンのキーボードを触ったことがない人が数少ないだろうが、スマホより歴史が長いパソコンには、多くの日本語変換ソフト(IME)があって予測変換機能も優れている。一方、サイズが小さなスマホは、慣れると指の動きだけで高速にフリック入力が可能だ。
昔ながらの手書きも含めて、現代人はどの入力方法だと最も文字を早く書くことができるのだろうか。
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■7割が「キーボード」
Sirabee編集部が、全国10〜60代男女880名を対象に調査したところ、最も早く文字入力できる方法として「パソコンのキーボード」を選んだ人が最も多く、69.4%。手書きが17.6%で続き、スマートフォンのフリック入力は13.0%にとどまった。
なぐり書きならいくらでも早く書けそうな手書きを大きく上回って、キーボードが7割に迫るというのはやや衝撃的な数値だ。
■若年層ではフリックも健闘
ただ、機器の進歩が日進月歩ということもあり、世代差も大きいようだ。キーボード派は、すべての世代で最も多かったものの、10〜20代では56.9%にとどまる。この世代ではフリック入力が最も早いという人が30.6%に及んでいるのも特徴的だ。
ただ、フリック入力派は年代が上がるとともに減少し、60代ではわずか2.0%。なお、50代以降では手書きが最速という人も3割前後と健闘している。
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【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2022年10月12日~2022年10月16日
対象:全国10代~60代男女880名 (有効回答数)