教授ら「採点に大きな疑問」　中学校英語スピーキングテストの活用中止を要望

　1月12日に結果が公表された東京都の公立中学3年生を対象に行われた英語スピーキングテストについて、大学教授らの団体が「採点に大きな疑問がある」として、高校入試への活用を中止するよう訴えました。

　スピーキングテストは英語を話す力の育成を目的として2022年11月に初めて実施されたもので、1月12日に結果が公表されました。このテストについて大学教授らの団体は1月30日に都庁で会見を開き「採点に大きな疑問がある」と訴えました。団体によりますと「練習で全く英語を話せなかった生徒がA判定だった」などの事例があったということで、入試への活用を中止するよう求めました。また、他の生徒の声が漏れていた可能性があったと指摘していて、当日と同じ状況での検証を求めています。