クロネコヤマトが『値上げ発表』 理由に「これは賛成」「応援します!」 | ニコニコニュース
2022年から、飲食物を中心にさまざまな企業が値上げを発表しています。
その背景にあるのは、記録的な円安。原材料などが高騰することによって、製造コストが上昇しているのです。
そんな中、多くの家庭に身近な、あの企業が値上げを発表しました。
クロネコヤマト、運賃の値上げを発表
2023年2月6日、ヤマト運輸株式会社(通称:クロネコヤマト)は、宅急便などの届出運賃を改定することを明かしました。
同年4月3日から、宅急便や宅急便コンパクト、EAZY、国際宅急便に対し、平均およそ10%の値上げをするといいます。
クロネコヤマトは、今回の値上げについて、エネルギー価格や原材料価格に加え、労働力減少による賃金や時給単価の上昇によるものと発表。
これまでもさまざまな取り組みを進めていたものの、物流に必要なコストを吸収することが極めて難しい状況なのだとか。
同社は今後、年度ごとに運賃を見直すとし、「輸配送ネットワークの維持・強化と、お客さまによりよいサービスを提供し続ける環境構築に努めてまいります」と述べました。
値上げの発表に、利用者から「いい判断だと思う」の声
宅配便の配達員という仕事に対し、これまで「過酷な肉体労働であるにもかかわらず、労働環境が悪い」と指摘する声は多数上がっていました。
問題視されてきたからこそ、労働環境の改善につながる値上げの発表に、多くの利用者から称賛する声が寄せられています。
・利用者としては苦しいけど、配達員の運賃を上げるのは賛成。応援しています!
・そもそも、これまでが安すぎた。労働環境の改善につながりますように。
・ガソリン代も上がっているし、これは仕方がないと思う。
同じく運送業を営む佐川急便株式会社も、燃料価格の高騰や、配達員の労働環境の改善のため、同年1月末に平均8%の運賃値上げを発表しています。
物価や光熱費などが高騰し、生活を圧迫する中、多くの人から上がるのは「値上げをするなら、社会全体の賃上げを」という声。
今回のクロネコヤマトの値上げは、配達員たちの労働環境改善につながることで、いずれは社会全体にいい影響をもたらすかもしれません。
[文・構成/grape編集部]