『ウマ娘』や『グラブル』を手がけるCygamesが総額120万円を支給するゲームクリエイター志望者向けの“給付型”奨学金制度を発表。大学1・2年生を対象に返済義務なしで実施 | ニコニコニュース
株式会社Cygamesは3月9日(木)、ゲームクリエイターを志す大学生に向けた制度として「Cygamesゲームクリエイター奨学金制度」を2024年度より開始すると発表した。エントリー期間は7月1日(土)から9月30日(土)までの3ヶ月間を予定しているが、すでにサイト上からはプレエントリーも可能となっている。
本奨学金は大学1・2年生を対象に審査を行い、選考を通過した学生へ月額10万円、一年間で総額120万円の奨学金を給付する。“給付型”の奨学金であるため、本奨学金に返還の義務は課せられていない。
Cygamesは、スマートフォン向けアプリの開発・運営などを主とするゲーム会社である。『ウマ娘 プリティダービー』や『グランブルーファンタジー』など、数多くのヒット作で知られる。自社で開発したアプリのメディアミックスや派生作品の開発にも注力しており、先日1月23日(月)にも『グランブルーファンタジー』をベースにした新作アクションRPG『GRANBLUE FANTASY: Relink(グランブルーファンタジー リリンク)』の最新映像を公開していた。
今回の発表によるとCygamesは本奨学金制度による学生の自己学習や研究開発などのサポートを目的としており、応募資格にも「卒業後にゲームクリエイターを志す者」と記載されている。なお、既存のプロジェクトや過去に制作した作品などポートフォリオの提示は必須ではないようだ。
過去の実績も必須事項ではなく返済の義務も原則ない本奨学金だが、応募規定によれば奨学金の対象となった生徒はCygamesが求める課題の提出や一部セミナーへの参加が義務付けられるという。
仮に停学や留年となってしまった際や課題提出など、奨学生の義務が果たされなかった場合には奨学金の給付停止や返還を要求される可能性もあるので、応募を考えている人は十分に注意されたい。
本給付金の募集コースはプランナーやシナリオライターなどを目指す「総合職コース」、プログラマーを目指す「技術職コース」、イラストレーターやUIデザイナーに3DCGアーティストなどを目指す「デザイナー職コース」と3種類が存在し、各コースにつき10名程度を募集するとのこと。
Cygamesがゲームクリエイターやエンターテインメント業界での活躍を目指す大学生へ向けて実施する「Cygamesゲームクリエイター奨学金」は7月1日(土)から9月30日(土)までエントリーを受け付け、2024年4月からの給付を予定している。
「Cygamesゲームクリエイター奨学金」トップページはこちらCygames公式サイトはこちら
プレスリリース全文は以下のとおり。
株式会社Cygames ゲームクリエイターを志す大学生に向けた奨学金制度を開始
ゲームの企画・開発・運営事業を展開する株式会社Cygames(以下サイゲームス、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:渡邊耕一)は、ゲームクリエイターを志す大学生を支援する制度として、「Cygamesゲームクリエイター奨学金制度」を2024年から開始します。
■制度概要
「Cygamesゲームクリエイター奨学金制度」は、将来ゲームクリエイターやエンターテインメント業界での活躍を目指す大学1、2年生の方を対象に、自己学習や研究開発などのサポート費用として返済義務の無い奨学金を給付する制度です。条件に該当し、選考を通過された方には、奨励金10万円/月を1年間給付します。
また、半年に1度程度、サイゲームスの開発組織の見学やインターンシップなどのプログラムを実施し、奨学生の知識やスキルのレベルアップを支援します。
初年度となる2024年度の奨学生は2023年7月から募集を開始します。
制度内容や応募方法など、詳しくは公式サイトをご覧ください。
■公式サイト
http://cygames-scholarship.jp/
■サイゲームス専務取締役 木村唯人メッセージ
私自身、奨学金を利用して大学に通っていて、当時非常に助けられました。
才能や探求心がある学生を助けたい、援助したいという部分と、今後のゲーム業界やサイゲームスにも興味を持ってもらいたいという想いで「Cygamesゲームクリエイター奨学金制度」を発案しました。
まずはゲーム業界を目指している方、もしくはもう少し広く、エンターテインメント業界を目指したい方に利用していただきたいなと思っています。
給付された奨学金でクリエイティブ面のスキルアップをしていただければ何よりですが、それ以前にしっかりと大学の勉強に取り組んで、立派な社会人に育っていただければうれしいです。