新入社員が「働きやすいなあ」と感じる会社 1位は? | ニコニコニュース
コロナ時代の就職活動を経て入社した新入社員たち。彼ら彼女らはどのような企業を働きがいがあると評価しているのだろうか。転職・就職サイト「OpenWork」を運営するオープンワーク(東京都渋谷区)の調査によると、「コロナ時代の新入社員が選ぶ『働きがいのある企業ランキング』」の総合評価1位は「P&Gジャパン」であることが分かった。
2位は「セールスフォース・ジャパン」、以下「デロイト トーマツ コンサルティング」「三井物産」「ベイカレント・コンサルティング」が続いた。ランキング全体では、コンサルティング、IT、広告代理店といった情報産業系の企業が多くランクインしている。
トップのP&Gジャパン新入社員の口コミをみると、「ファーストキャリアとしては申し分ないので入社を決めた。普通の会社では一生かけても1人では受け持つことのない責任範囲と仕事量を1年目からできるので、間違いなく成長できる」(営業、男性)という声があった。
2位の「セールスフォース・ジャパン」と答えた人からは「『一人で勝つな、一人で負けるな』という言葉が浸透しており、普段はかかわったことのない社員でも相談事などは親身にのってくれる。ナレッジをシェアする文化もあって、部門ミーティングではトップパフォーマーのナレッジシェアの時間が確保されている」(インサイドセールス、女性)などのコメントがあった。
総合評価は待遇面の満足度、社員の士気、風通しの良さ、社員の相互尊重、20代成長環境、人材の長期育成、法令順守意識、人事評価の適正感の8項目をベースのスコアとしている。総合評価で上位にランクインした企業は、「社員の士気」「風通しの良さ」「20代成長環境」のスコアが高い傾向にあった。
「ポストコロナ時代は、多様な働き方がかない、多様な価値観を持つ人々と尊重し合うことが一層求められると言える。自身の成長はかなえながら、多種多様な働き方・価値観を尊重し合える職場環境であることは、就活生や若手社員から選ばれる企業であることの一つの条件であると言えそうだ」(オープンワーク)
OpenWorkに投稿された会社評価レポートのうち、2020年以降に入社した新卒社員による投稿を「コロナ時代の新卒社員」として集計、レポート回答2万1093件を対象データとした(22年の新卒入社者は、データ集計時点で「就業経験1年以上」を満たさないため対象外)。