韓国だけでなぜ?シャネルが見るだけの客にも個人情報を求め物議 | ニコニコニュース
2023年6月16日、韓国・YTNは「世界的ブランド・シャネルが購入者だけでなく売り場を訪れた客にまで個人情報の記載を求め、物議を醸している」と伝えた。
記事は「シャネルがデパートで限定品を購入するため売り場の前に並ぶ客に対し『番号札を受け取るには個人情報の記載が必要だ』と案内していたことが分かった」とし、「客の購入有無を問わず、売り場に入るには名前、生年月日、連絡先の記載が必要だということ」と説明している。
妻と娘と3人でデパートを訪れた男性は「職員に止められ、購入者本人と同行者全員の名前、連絡先、生年月日まで書かされた」とし、「韓国の消費者を見下しているようだった」と不快感を示した。
同行者にまで個人情報を求める方針は他のブランドではあまり見られない。シャネルコリア側は「最善のブティック経験を提供するための販売政策で、行っているのは韓国だけ」とし、「商品を見るだけなら情報提供に同意しなくても入店が可能だ」「取得した個人情報は1年間保存する」と説明した。
しかし実際の売り場では、「生年月日を入力しなければ入店できないのか」と尋ねた取材陣に対し、職員は「嫌なら入れない」「個人情報の記載が嫌なら登録できない」と答えた。さらに、取得した個人情報については「その日のうちに破棄している」と述べたという。
シャネルコリアでは21年に、化粧品を購入した客8万1654人の個人情報が流出する事件が発生した。名前、電話番号、住所、性別、メールアドレスが外部のハッキングにより流出し、課徴金1億2616万ウォン(約1389万円)と過料1860万ウォンが科されたという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「ブランド品消費は韓国が世界1位なのに、待遇は最悪だ」「シャネルだろうがなんだろうが、そんな店には行かないのが正解」「バッグ1つのためにプライドを捨てる韓国人」「それでも商品を買うための行列ができる。だから店側も消費者を見下すのだろう」「もっとすごいものを要求されても、韓国人は店に行くだろうな」「『客は王様』との言葉は過去のものになった。超強気な商売を許した客たちが問題だ」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本)