被害総額4億円の自動車窃盗団が逮捕へ SNSで盗難車や札束を見せびらかし | ニコニコニュース
ニューヨークで、200件以上の窃盗を行った犯罪グループが逮捕された。グループのメンバーたちは、盗んだ車や札束の山をInstagramに投稿して注目を集め、それが逮捕のきっかけとなったという。
『NEW YORK POST』や『New York Daily News』などの海外メディアが報じた。
■200件以上の盗難に関与
アメリカ・ニューヨーク州で、6人の窃盗団メンバーが逮捕された。窃盗団は1年ほど前から規模の大きな盗難を繰り返しており、200件以上の商業施設への侵入や、50台以上の車の盗難に関与しているという。その被害総額は300万ドル(約4億2,000万円)にも上る。
盗難の際、彼らは自動車販売店のガラス窓を壊し、店の中から車の鍵が入った箱を見つけ出して、エンジンをかけることができた車に乗り込んだ。
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■住宅街でカーチェイス
窃盗団はすぐに逃げることはせず、警察が駆け付けるまで待ってから盗んだ車で店を出て住宅街に入り込み、カーチェイスを楽しんでいたという。
その他の店舗ではガラス張りの正面ドアを破壊し、持ち出せるだけの現金を盗むなどしており、ニューヨーク市警の悩みの種だった。13ヶ月間の調査で集めた証拠を警察が提示すると、メンバーは全員罪を認めたという。
■盗難品をSNSで自慢
逮捕以前から、窃盗団のメンバーたちは盗んだ車に乗った写真や、札束を持ってポーズを取る写真を自身のInstagramに投稿していた。
投稿の多くは、犯行が行われた数分後に更新されており、警察が窃盗団のメンバーと盗難品を結びつける手掛かりになったという。
6人のメンバーは全員ニューヨーク州ブロンクス区の出身だ。この地域は1960年代ごろから貧困や犯罪が蔓延する地域で、昨今でも自動車の窃盗が急増している。
■「本当にまぬけ」の声
この報道を見た人々からは、「罪を認めただって? 自分たちで公開してるじゃないか」「全世界に見せびらかすなんて本当にまぬけ」「刑務所では大好きなSNSができないね」などと窃盗団の行動に呆れかえる声が寄せられている。
また「盗難などの行動は貧困からくるものではなく、単純に注目を浴びたいからではないか」と指摘するコメントも多く見られた。
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