海外で売れる日本のアニメグッズ 「鬼滅の刃」「呪術廻戦」おさえた1位は? | ニコニコニュース
越境ECサービスを手掛けるBEENOS(東京都品川区)は、海外ユーザーの購買データなどをもとに「越境EC×アニメ ヒットランキング2023」を発表した。海外では何のアニメグッズに人気が集まっているのだろうか?
2023年中に日本でTV放送が開始された約300のアニメ作品の関連商品の中で、最も海外ユーザーに購入されたタイトルは「ポケットモンスター」だった。2位は「呪術廻戦」、3位「あんさんぶるスターズ!!」、4位「鬼滅の刃」、5位「五等分の花嫁」と続いた。
エリア別のランキングを見ても「ポケットモンスター」は全エリアで1位を獲得し、圧倒的な人気を集めた。東アジア・東南アジア・中南米エリアで人気となったのが「五等分の花嫁」。「あんさんぶるスターズ!!」は北米とヨーロッパエリアで2位を獲得している。中東エリアでは「キャプテン翼」が2位にランクインするなど、エリアごとの傾向が表れる結果となった。
エリア別のグッズジャンルランキングでは「フィギュア」が全エリアで2位以内にランクイン。北米、欧州、中東などではコレクション性だけでなく、資産性もあるトレーディングカードが1位を獲得している。
新型コロナウイルスの感染拡大により高まった「巣ごもり需要」により、動画配信サービスの利用者は拡大した。これにより日本と世界ではタイムラグなく作品がヒットするようになり、そのタイミングの変化は越境ECの流通動向にも影響を与えている。
19年に放送が開始となった「鬼滅の刃」と、23年に放送開始された「推しの子」を比較すると、「鬼滅の刃」の流通上昇が放送開始後約3カ月かかっているのに対し、「推しの子」は放送開始直後から流通の上昇がみられる。こうした「世界同時消費」が起きていることが分かった。
本調査の対象作品は、23年1月1日~12月31日の期間内に、放送を開始した新作、新シリーズ、新期作などのアニメ作品。22年12月31日以前に放送を開始し、2023年中も放送を継続している作品は除外している。対象データは23年1月1日~12月31日のBuyee購買データ。