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今回取り上げる日本体育大学4年生の矢澤宏太は、10月20日に行われるプロ野球ドラフト会議で1位指名が有力視されており、“ネクスト大谷”と称され投手としても野手としても大学トップクラスの実力を持つ二刀流だ。ひとつ下の学年には令和の怪物・佐々木朗希(千葉ロッテ)が、ひとつ上には三冠王・村上宗隆(東京ヤクルト)がいる。
そんな矢澤は4年前の2018年に屈辱を味わった。「北海道日本ハム・吉田輝星」「中日・根尾昂」「千葉ロッテ・藤原恭大」。その年の甲子園を沸かせた選手たちが次々と指名を受ける中、甲子園出場を果たせなかった矢澤の名が呼ばれることはなかった。そしてその2ヵ月後に最愛の父が急逝。矢澤は日本体育大学への進学を決意し、4年後に1位指名の晴れ姿を家族に見せると心に誓った。
大学に進学した矢澤は大きな決断をする。DH制が主流の大学野球ではプロと同じように投手か野手のどちらかに専念するのが一般的だが、矢澤は敢えて「二刀流」を続行。投手でも野手でもドラ1を目指すといういばらの道を選択したのだ。体力面でも技術面でも、投手or野手のどちらかだけでもプロとしてやっていくのは難しい。しかしたゆまぬ努力で鋼の肉体を手に入れ、矢澤は進化を続ける。
「佐々木朗希君のストレートは打席に立ってみたいですね。(164キロが)どのくらいなのかなって気になりますね」。球界トップの投手に成長した佐々木朗希との対戦を熱望する矢澤は、10月20日のドラフト会議でどの球団から指名されてプロ入りするのか。高校時代の指名漏れから世代ナンバーワンにまで成長した矢澤の躍進の秘密に迫る。
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