“W杯の美女”SHONOの意外な職業とは?SNSフォロワーは一気に14万人増 | ニコニコニュース
アルゼンチンの36年ぶりの優勝で、約1か月の死闘を終えたサッカーW杯カタール大会。日本の初戦、強敵ドイツ戦の国際映像に映ったヘソ出し&ユニフォームでピースをする日本人女性サポーターが大ブレイクした。
「FIFA公認美女」「美人すぎるサポーター」として話題となったのが、サッカータレントのSHONO(28歳)。その映像は日本だけにとどまらず、世界で話題に。SNSのフォロワーは数日にして激増、まさに“ドーハの奇跡”、’22年を代表するシンデレラガールとなった彼女を直撃した。
──11月23日、運命のドイツ戦。あの試合、どういったきっかけで取り上げられたんですか。
SHONO:ドーハのハリファ国際競技場の外周で飲み物を買って、そろそろスタジアムに入ろうかというところでした。カメラを持ったいろんなメディアの人がいるなか、外国人のクルーに「ハーイ!」て呼びかけられたので、私も「イェーイ!」って感じで手を振ったんです。
──それがブレイク。現地で実感したのはいつですか。
SHONO:日本代表のドイツ戦での素晴らしい勝利に感動して、試合終了後も30分くらいスタンドで余韻に浸っていたんです。スマホのLINEを開いたら「NHKのサッカー中継の最後に映ってたよ」って10人くらいの友達からメッセージが入っていて。あまり気にかけずにスタジアムを出て30分くらいですか、Instagramの「いいね」を表すハートマークに「100」って数字が出ているんです。スクロールしたらまた「100」、スクロールしたら「100」……乗っ取られたかと思いうろたえていたら、フォローしてくれた韓国の方が実際の国際映像を送ってくれたんです。「映ってましたよ」「素敵ですね」ってメッセージがドワ〜ッときて“事件”を知りました。
──現在そのInstagramのフォロワーが16.8万人(2022年12月27日時点)。ドイツ戦の前はぶっちゃけ?
SHONO:2.6万人(笑)。一気に14万人増えてビックリしましたね。
──わずか5秒の映像が運命を変えてしまったわけですね。
SHONO:「ドーハの5秒」です(笑)。その後、韓国の大手紙『朝鮮日報』に取り上げられたりしてスゴいなと思いました。
◆「勝利の女神」と呼ばれ大ブレイク
──帰国してからもメディアに引っ張りだこ。スペイン戦前には神社に必勝祈願する姿をSNSにアップしたらスペインに勝利。「勝利の女神」と呼ばれるようになりましたね。
SHONO:私以外にもたくさんの人が必勝祈願をしているはずです。日本代表の監督・選手が本当に頑張ったから私がたまたまそう呼ばれただけで、女神じゃないです。
日本代表🇯🇵が勝てますように。必勝祈願! pic.twitter.com/VDwdxwDhdL
— SHONO🇯🇵 (@SHONO_14) December 1, 2022
──サッカータレントとして専門番組などにも以前から出演されていましたが、今回の日本代表の躍進は予想していましたか。
SHONO:グループ分けが発表されたとき、正直ドイツは一番難しい相手になるだろうと思っていました。ドイツ戦は落としても仕方ない。第2戦のコスタリカには勝って、スペインには引き分け……いや、スペインには実は勝てると思っていました。’21年の東京五輪で0−1で負けたけどそのリベンジを果たすだろうと。でも森保一監督の采配は私の予想の上を行っていて正直スゴいなと思いました。
──その森保監督にもお会いしたそうですね。
SHONO:日本代表が帰国後、森保監督の息子さんがやっているサッカーチームのイベントがあり、そこに遊びに行ったらいらして……これはチャンスだと思い「お疲れさまでした」とひと言伝えに行ったら、一緒に写真も撮っていただけました。
そして森保監督にお会いしまして😭
お写真まで撮って頂きました。
直接「お疲れ様でした!」と言えて本当に嬉しかったです!!
この写真も宝物だ~😭😭😭
森保監督、サッカーファンに最高な思い出を作って頂き本当にありがとうございます✨✨✨#SAMURAIBLUE #森保監督 #サッカー日本代表 #日本代表 pic.twitter.com/z9rfs9u1n8— SHONO🇯🇵 (@SHONO_14) December 13, 2022
──森保監督はドーハでバズったあのSHONOさんと認識していました?
SHONO:いや、たぶんされていないと思います(笑)。「息子さんのYouTubeにたまに出させてもらっています」とお伝えしたら「今後ともよろしくお願いします」と頭を下げてくださって。普通に「いいパパだな〜」って思っちゃいました。
◆憧れの10番と奇跡のご対面
SHONO:私はレアル・マドリードと地元・静岡のジュビロ磐田がずっと好きなんですが、W杯の直前、フジテレビさんのお仕事で日本代表の次に好きなクロアチアを旅する機会があったんです。そこでレアル・マドリードとクロアチアの「10番」モドリッチ選手に会えるかもと。でも確率はほぼゼロ、と言われていたんですが、モドリッチの息子さんがポケモンが好きと事前に知っていたので、会えなかったとしても関係者さんを通じて渡してもらおうと、グッズをたくさん買って行ったんです。そうしたら奇跡的にモドリッチ選手に会えることになって! プレゼントを手渡したら「ちょっと待って!」と言ってモドリッチ選手が自分のホテルの部屋からレアルのユニフォームを持ってきてくれました。
──それはスゴい!
SHONO:実際に着たユニフォームに「For LOVE」って書いてくれて。しかも、めっちゃいい匂いがするんです。
SHONO:小柄で華奢で、線も細いというか。通訳さんを通じて日本語で話したんですけど、その間も私の目を見て頷いてくれて、なんていい人なんだろうと。そのとき世界各国から18社が取材を申し込んでいたんですが、結局2社の取材を受け、その1社が私の番組だったんです。ポケモンで釣ったかのようで本当に申し訳ないんですけど、正直持ってるなと思いました(笑)。
──サッカーは子供のころから好きなんですか。
SHONO:両親が静岡の西部の生まれでそもそもジュビロ磐田サポーター。物心ついたときは磐田が最強のときで、ゴン(中山雅史)さん、名波浩さん、藤田俊哉さんとかが現役で、スタジアムに試合を見に行けば必ず勝つようなスゴいチームでした。
──それがお仕事に繋がったのはいつですか。
SHONO:中高と地元でバンドを組んでドラム叩いていて、高校2年生のときにスカウトされました。高校で男子に交じってメタリカのコピーバンドをやっていて、それがきっかけです。その後、雑誌のオーディションでレアルのユニフォームを着て、「ドラム叩けます!」「愛読書は『アンチェロッティの完全戦術論』です」と熱く語ったらサッカー専門雑誌でコーナーを持たせてもらうようになって……。
※『アンチェロッティの完全戦術論』
13年、レアル・マドリード就任1年目で欧州チャンピオンズリーグ優勝に導いた名将がその直後に書いた「戦術書」。’14年に日本版が刊行された。現レアル・マドリード監督。現在世界5大リーグ制覇を達成した史上初の監督として知られる
──ドラムも運命を変えた!
SHONO:タレントになってバンドはやめちゃったんですけど、サッカーの次に好きなのがドラムなんです。5年のブランクのあと、諦めきれなくて、’21年にバンドを始めました。
SHONO:今のギターのコがメンバー募集したときに「アイアン・メイデン好き」って書いてあったんです。浜松と違って東京スゲエ!って連絡を取って。
※ガールズバンド「PARADOXX」
’21年デビュー。5人組のハードロックバンド。ボーカル、ツインギター、ベース、ドラムの5人編成。SHONOはドラムを担当。SHONOのブレイク時には公式HPがアクセス殺到でサーバー落ちした
──かなりハード志向ですよね。
SHONO:バスドラ2台で踏みっぱなしです。筋トレやらないとライブは持たないのでトレーニングもしています。ドーハのヘソ出しは筋トレをしてたからできたようなものですね(笑)。
◆サッカー界を盛り上げるお仕事をずっと続けていたい
──W杯は終わりましたが、次なる夢はありますか。
SHONO:次回は、アメリカ、カナダ、メキシコ3か国の共催。私はメキシコの青空の下、W杯のリポートをしたい。一生サッカーに携わるお仕事をして、サッカー界を盛り上げたいですね。
SHONO
’94年、静岡県浜松市生まれ。幼少のころからサッカーに親しみ、Jリーグ・ジュビロ磐田のサポーターに。その後レアル・マドリードファンに。’13年、オーディションにて芸能活動を開始。’16年「ミスID」ファイナリスト。現在サッカータレント、ドラマー、モデルなどマルチに活躍。特技は溶接
取材・文/遠藤修哉(本誌) 撮影/吉田 崇 ヘアメイク/中村未幸 スタイリスト/池田めぐみ(KIND) 衣装協力/dazzlin