ヘンリー王子、ナチスのコスプレ事件はウィリアム皇太子とキャサリン妃のアドバイスだった | ニコニコニュース
若い頃、掟破りで破天荒な王子として名を馳せたヘンリー王子だが、中でも特に物議を醸したのは、ナチスの制服姿がリークされた件だろう。間もなく出版される回顧録『SPARE(原題)』の中で、これのコスチュームを選んだのは、兄ウィリアム皇太子(当時は王子)とキャサリン妃のアドバイスだったと記していることがわかった。
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この騒動は、2005年に当時20歳だったヘンリー王子が、ナチスの制服とカギ十字が描かれた赤い腕章を身に着け、友人が主催する「原住民と植民地」をテーマにした仮装パーティーに参加したもので、英タブロイド紙The Sunが一面に掲載すると、王子は国内外から激しい批判を受けた。
ヘンリー王子は、昨年12月に公開されたドキュメンタリーシリーズ『ハリー&メーガン』でも、この件について触れており、人生で一番大きな間違いの一つだったと後悔の念を明かしている。
PageSixによると、回顧録では、王子はこのパーティーのコスチュームに、パイロットのコスチュームかナチの制服かで悩み、ウィリアム皇太子とキャサリン妃に相談したと記述。「ウィリーとケイトに電話し、意見を聞いたところ、2人はナチスの制服だと言った」。そして家に帰り、2人に着て見せると、「ウィリーのレオタードよりもヒドイ! ずっとバカバカしい!と2人は爆笑した。そこがまたポイントだった」と書かれているという。
この件については、王室歴史学者のロバート・レイシーも2020年の著作『Battle of Brothers(原題)』にて、兄弟間のトラブルの最初の兆候になったと記述。兄も衣装選びに関わっていたにもかかわらず、事後の扱いの違いに不満を覚え、家族の中で疎外感を感じるようになったと記していたそうだ。