レッドホット超えかも！「ケンタ」新作辛口チキンがうまくて絶叫した | ニコニコニュース
ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。11月なかばを過ぎても「ちょっと前まで夏だった」という感覚がぬぐえず、半袖シャツをしまえずにいるのですが、みなさんはしっかり衣替えを済ましたでしょうか？
ぼ～っとしていても、日々移り変わるチェーン店の新作グルメが季節を教えてくれます。
ケンタッキーフライドチキンは冬に向けた新作チキンとして「辛みそにんにくチキン」を11月22日に新発売。なんと寒い冬に汗をかきながら食べたくなるチゲ鍋を意識して開発したとのこと。なんとケンタのチキン初のフレーバー。
ケンタッキーの辛口チキンというと、レッドホットチキンがおなじみですが、それとは異なる辛口チキンはどんな感じでしょう。辛いものが好きな私は興味津々。さっそく買ってみることにしました。
ピリッと辛くてコクのある唐辛子とみそ味。そこに、食欲をかきたてるにんにくの香りをきかせているということ。隠し味に豆板醤も加えているんだとか。
見た目は、レッドホットチキンのように赤いわけでもなく、ごくごく普通のチキンのよう。
折しも、東京ではこの時期に珍しい20度超えという小春日和でした。私は半袖のTシャツを着て、静かな場所で人目を気にせずガブリ。
おや？ 思っていたほど辛くないような……？
ふむ、これは……。
「ひょ～～～ーーーー!!」
思わず絶叫。口に入れてから一拍おいて、ニンニクのガツンとしたパンチにやられました。正確にいうと、身体からもれたのは情けない感嘆の声ですが（本当に声出ちゃった）、心の中ではスクラッチで当たった時くらいには絶叫してました。
とにかくニンニクがきいている。そして、辛さは最初こそ穏やかですが、チリチリとした刺激やスパイス感が徐々に口の中に広がっていき、最後には辛さの余韻がしっかり残ります！
なんといっても、ただ辛いだけじゃなくて、コク深くて、旨さに奥行きがあるのがスゴイ。
味付けにみそや豆板醤を使用して、チゲ鍋を意識したということですが、みそや豆板醤の味が目立っているわけではありません。知らずに食べたらわからない程度ですので、「チゲ鍋らしいか？」と問われたら、私の答えは「微妙」。ですが、おそらくみそなどが入っていることで深い味になって、チキンとしての完成度を高めています。
豆板醤をきかせたチキンというと、比較をするなら韓国のヤンニョムチキンが少し前から人気ですが、ヤンニョムチキンは「ヤンニョム」という辛口の合わせ調味料をチキンにあわせているところ、ケンタッキーの辛みそにんにくチキンは衣にしっかり旨辛の味がついているので、一体感があります。衣のサクサク感をそこねていません。
また、ケンタのチキン独自のハーブ＆スパイスもきいているためでしょう。決して、にんにくに全部もっていかれるわけではなく、ケンタらしい土台を損ねていません。
サクサクのチキンをひと口かじるごとにパンチのきいたニンニクの風味、そしてコク旨で後を引く刺激。たまらずビールを流し込みたくなります。
ケンタの期間限定チキンはこれまでもいろいろな味が発売されてきました。辛口のものだと、昨年「ブラックホットチキン」というコショウをきかせたチキンが出ましたが、個人的には、愛着含めてレッドホットチキンに軍配があがりました。
が、今回の辛みそにんにくチキンはレッドホットチキンと同じか、それ以上にハマってしまいそう。にんにくの風味をきかせたヤミツキ系のチキンで、酒飲み泣かせです。マジで。
辛みそにんにくチキンのおいしさに感激したところですが、「チゲ鍋」を意識したと商品とのこと。そこで、そもそもうまいチゲ鍋ってどんな感じだったっけ、と再確認するために、11月24日に発売された日高屋の「チゲ味噌ラーメン」も食べてみました。
関東圏で展開するラーメンチェーン「日高屋」の冬の定番私的なメニューである「チゲ味噌ラーメン」（単品690円）。辛さの違う唐辛子を数種類ブレンドした秘伝の辛味噌がによある、旨味と辛みの絶妙なバランスのスープが特徴。具材には、豚肉、国産ニラ、白菜キムチ、国産玉ねぎを使用し、溶き卵を加えて仕上げます。
さて、チゲ風のケンタッキーチキンと、チゲ風の日高屋ラーメンの異種を勝手に比較してみました。結果として、どっちも辛くてウマイ！
ひと口目の辛さは日高屋のチゲ味噌ラーメンが上で、後を引く刺激はケンタッキーの辛みそにんにくチキンが特徴的。にんにくがガツンときいた感じはケンタッキーが上だけど、野菜の旨みやみその風味で温まる感じは日高屋が上。
とにかくどちらも、ウマイけど辛い、辛いけどウマいぞ。半袖で外に出てしまい、少し肌寒くなった体を十二分に温めてくれました。冬の訪れここにアリ。ケンタの辛みそにんにくチキンと、日高屋のチゲ味噌ラーメン、この時期にオススメです。
