【絶対にウマいカップ麺 ３選】インスタント麺マニアが「今話題のカップ麺」をズバッと解説！

【絶対にウマいカップ麺 3選】あのホリエモンのペヤングも……インスタント麺マニアが「今話題のカップ麺」をズバッと解説！の画像一覧

インスタントラーメンハンターの大和イチロウです。私はインスタントラーメンを36年間、365日食べ続け、今までに計25000食を味わってきたマニアであり、最近では「中の人」としてもカップ麺や袋麺を監修する日々を過ごしております。そんなマニア目線で、インスタントラーメンの最新情報をお届けするこの企画。

冬はラーメンの美味しい季節です。それにつれてさまざまなカップ麺が発売されています。その中でも話題の3つをチョイスして、忖度なしでズバッと解説してみたいと思います。ぜひご覧ください！

1. ファミリーマート「WAGYUMAFIA ULTRA ペヤング」（まるか食品）

常に話題に事欠かないホリエモンこと堀江貴文さんのお店「WAGYUMAFIA」とファミリーマートとのコラボは、なんと「ペヤング」。九州出身のホリエモンさんは当時地元でペヤングが売っていなかったこともあり、上京してすぐにペヤングのファンに。そんな思い入れのある一杯をズバッと解説。

ペヤングやきそば超大盛をベースに大きめのカットされたガーリックを約10g、キャベツは通常1.5倍の15gとウルトラ級具材。ソースもかなりの重みがあり、大盤振る舞い感がハンパありません。

ソースにはすりおろしのガーリックがたっぷり。具材にニンニク、ソースにニンニク。なかなかのわがまま＆ジャンキー感がこれぞ「THE・インスタントラーメン」テイストを演出しています。

麺はラードを仕込んである安定のペヤングのヤツです。個人的にはニンニクマシマシが相性とよい麺だと思いますので、今回は大正解。ちなみにホリエモンさんはペヤングを知ったきっかけが「こち亀」だそうです。

ファミリーマート「WAGYUMAFIA ULTRA ペヤング」レビュー

2. 「カップヌードル カレー 謎肉まみれ」（日清食品）

1973年に登場したカップヌードルカレー味は50年の超ロングセラーラーメン。カレーラーメンのベンチマークにしている方々も多いと思います。今回はあの「謎肉」に特化したインパクトバツグンの一杯です。

通常のカレー味（左）はポテトの存在感がぎっしりですが、謎肉まみれ（右）はその4倍！その分ポテトは入っていません。そもそも謎肉とは野菜と豚肉をミンチ状にした加工品で、決して怪しいものではございません。

爽やかなカルダモンの香りの後からくる独特の「あの」おなじみカレーテイストが期待感を裏切りません。謎肉から滲み出る旨みもスープに溶け込んでいきます。ULTRAペヤングでもそうでしたが、インスタントラーメンのジャンク感＆背徳感がしっかりと味わえます。

通常のカップヌードルは2mmの麺幅に対し、カレーは3mmと幅広。しかも麺の味付け配合はその都度変えているようです。この微妙で絶妙な微調整がリピートしたくなる秘密でしょう。

「カップヌードル カレー 謎肉まみれ」レビュー

3. セブンプレミアム「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」（明星食品）

日本でも有数のラーメン大国・山形から昭和33年創業の「龍上海」がカップ麺で登場。65年以上山形は南陽市で楽しまれているご当地ラーメンです。この南陽市の市役所には全国でも珍しい「ラーメン課」が存在し、ラーメンを主役としたまちづくりを提案しています。

味噌は実店鋪と同じ「ヤマイチ味噌」を使用。麺は明星の誇るノンフライ太麺。辛味噌はニンニクと唐辛子の合わせ技。かなり再現度が高いラインナップです。具材はしっかりと味がついており、特にチャーシューはジューシーでスープとの馴染みが素晴らしいです。

出来上がりですが、ふりかけのあおさと辛味噌が見た目のインパクトはバツグンです。立ち上がる風味はまさに実店舗そのもの。中の人目線ではどんぶり型はスープの風味が立つよう設計しますので、前回のものより風味がしっかりしている印象です。

ポークベースにコク深い味噌だれと煮干しを主体とした魚介系テイストをバランスよく配合したスープは本店の再現率が高いと感じます。磯の香りと辛味噌がよいアクセントになり立体感が増しています。

ノンフライちぢれ太麺がスープとの絡み方がしっかりと計算されていて中の人目線ですごい！の一言です。麺もスープも強い主張がなくお互いがよい関係性を醸し出しているバランスの良さが好印象です。

セブンプレミアム「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」