ソンは手術から5日後の9日、自身のSNSで近況を報告。韓国代表のユニホームを着た写真を掲載し、「多くの方から応援と激励のメッセージが届き、(メッセージを)読んでたくさんの力をもらった」と感謝の気持ちを伝えた。
ソンは2日、マルセイユとのチャンピオンズリーグ(CL)の試合で相手選手と激しくぶつかり、負傷退場した。精密検査の結果、目周辺を4カ所骨折していることが分かり、4日に手術を受けた。
カタールW杯で韓国代表の初戦ウルグアイ戦は24日に行われる。ソンは「W杯で自国のためにプレーすることは、多くの子どもたちがサッカー選手として成長する中で夢見ることだ。僕もまた、その夢を今も変わらず持ち続けている」とした上で、「この約2年間に皆が我慢してマスクをつけてきたことを考えると、W杯の試合で僕がマスクをかぶることなんて何でもない」「1%でも可能性があるのなら、その可能性を信じて残り少ない時間、前だけを見て走っていく」との考えを明らかにした。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「出場しなくてもいい。これまで国威宣揚のために十分頑張ってくれた。無理して出場するのではなく、時間をかけて回復し、元気な姿でEPLに復帰するのが最善の道」「ソン・フンミンは韓国の宝。その気持ちだけで国民は幸せだよ」「今無理をすれば今後の選手生命に危機が及ぶかもしれない」「ベンチにいるだけでも十分力になる」など、「無理はしてほしくない」と心配する声が寄せられている。
その他「ソン・フンミンは何があっても絶対に必要な選手」「彼の発言はいつも希望を与えてくれる。本当にかっこいい男だ」「ここまできたらもう無形文化財に指定してもいいのでは」「決勝トーナメントから出場すればいい」「300人の国会議員よりずっと愛国者だね」「政治家がソン・フンミンのようなマインドで仕事してくれたらどれだけいいか」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本)