「ずっとカタールW杯を集大成と考えて頑張ってきた。とりあえず、今年はずっと頑張ってきたので、1回休みたい。しっかり落ち着いて冷静になって、自分がどうしたいのかを考えていきたい」
サッカーW杯クロアチア戦後の会見でそう語った長友は、今後の選手活動に含みを持たせた。テレビ関係者が言う。
「W杯が夏開催だったら、流行語大賞は『村神様』でなく『ブラボー!』だったでしょう。妻の平愛梨にプロボーズした際の『アモーレ』も、16年の流行語大賞トップ10入りしましたし、バラエティー番組向けの逸材です。年始の特番出演オファーが殺到しているようですね」
長友自身もテレビ出演には前向きだという。
「帰国後の会見でキャプテンの吉田麻也も触れていましたが、Jリーグは今、危機的状況にあります。新型コロナの影響で20年シーズンは無観客試合、21年も収容人員5000人の制限が設けられたのを機に、サッカー離れが起きた。今季は19年度比69%まで入場者数が落ち込みました。長友自身もW杯初戦のドイツ戦に負ければJリーグが低迷してしまうと、記者団に危機感を訴えていた。サッカーを盛り上げるために、来年以降はテレビ出演が増えるでしょう。バラエティー番組で活躍する元日本代表といえば、丸山桂里奈・本並健治夫妻、前園真聖などが挙げられますが、丸山はいま妊娠中で、来年には産休に入る。長友の妻・平愛梨は『ヒルナンデス!』や『もしもツアーズ』でバラエティーをこなしていましたから、第2の丸山夫妻として注目されています」(前出・テレビ関係者)
とはいえ、ドイツ、スペイン相手に互角以上に渡り合うスター選手に、引退はまだ早い気もする。55歳の三浦和良も、ポルトガルで現役続行に意欲を見せている。正月を愛妻、愛息たちとゆっくり過ごし、決断を下してほしい。