「2022 FIFAワールドカップカタール」で、日本代表は史上初のベスト8進出は逃したものの、前評判を覆す活躍を見せたと言えるだろう。
>>一般女性を尾行して実況? 大トラブルでコーナー終了、伊集院光の名物番組《今なら大炎上!? 知られざるラジオ事件簿》<<
現在はワールドカップの常連出場国となった日本であるが、初出場までは苦難の連続だった。1993年10月28日に、今回の開催国と同じカタールで起こった「ドーハの悲劇」は負の記憶として語り継がれている。この時、大炎上を経験してしまったのが伊集院光だった。
この日、ドーハでは日本とイラクとのアジア最終予選が行われた。日本は翌年のアメリカ大会への初出場に王手をかけていたものの、ロスタイム(アディショナルタイム)中にイラクに同点ゴールを入れられ、出場を逃してしまう。試合は今回に同じく深夜に放送され、日本は失意のどん底にあった。
当時、伊集院はニッポン放送で『伊集院光のOh!デカナイト』の生番組を持っていた。この日は、サッカーの試合が中継されるが、時間短縮の可能性も考慮し局に待機していた。
「ドーハの悲劇」の直後、10分間だけ喋るよう求められた伊集院は、スタッフからの「明るく」というリクエストに応え、当時話題のCMだった「Jリーグカレー」にかけたジョークを発した。このCMは、まさお少年がカレーを食べるとCGでラモス瑠偉に変身するもの。
ラモスは日本代表として試合にも出場していた。伊集院はラモスの落胆ぶりを見て、「カレーを吐いてまさおに戻っちゃう」と話したところ、大スベリし、深夜であるにも関わらず放送局に抗議電話が殺到したという。
今ならネットもあるので、さらなる炎上となっていたのは必至だろう。伊集院は11月28日深夜放送の『深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)でも、「当時ネットがあったら俺のノートパソコン本当に燃えてた」と振り返っていただけに、本人も問題のある発言だったと捉えているようだ。