同作は、第157回直木賞を受賞した佐藤正午によるベストセラー小説を原作にしたラブストーリー。有村は、目黒演じる三角哲彦の相手役・正木瑠璃を演じたが、撮影中に悩まされた場面として、2人が手をつないで全力疾走するシーンを挙げた。
というのも、有村の身長160センチに対し、目黒は185センチを誇る長身。「まず脚の長さが違うじゃないですか。身長と歩幅がね」と笑うと、「私だけ目黒くんの2倍、脚の回転が速い」と隣で並走するのは至難の業だったようだ。
これに対し、目黒は「瑠璃さんを連れて行くという気持ちだけで走ってました。僕、全力で走ってました」と説明。主演の大泉洋は「なんで(身長差に)気付かないの?」と突っ込みを入れつつ、「気持ちが一生懸命だったからね。そこは許してあげて」と真面目な目黒の人間性が故の出来事だと擁護していた。
Snow Manの中でもラウール(190センチ)に次ぐ長身の目黒は、50メートル走のタイムが7秒08と快速でも知られる。手をつないでいたとはいえ、有村からすると、25センチの身長差に加えて、スピード面でも“全力疾走シーン”は非常に困難な場面だったに違いない。
「当該シーンを劇場で観た人にとっても印象的なものだったようで、『確かに2人で走ってるシーン、目黒くんは全力で走って有村さんを引っ張ってましたね』『“映画どうだった?”って感想聞かれて、有村架純ちゃんが全速力で走る撮影は絶対大変だったと思う、とまず始めに話したくらい印象に残った』との感想が上がっていました。また、目黒によると、問題の走行シーンは撮り直しがあり、別の日にも撮影が行われたものの、毎回フルパワーで走っていたと告白。有村にとっては相当ハードな運動になったでしょう」(テレビ誌ライター)
役にもダッシュにも全力な目黒。これから劇場で鑑賞する際は、有村との当該シーンは要注目と言えそうだ。
(木村慎吾)