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納車待ち1年半以上…唯一の『トヨタハイラックス』“一体型”キャンパー仕様に大注目

納車待ち1年半以上…国内唯一の『トヨタハイラックス』“一体型”キャンパー仕様に海外も大注目 | ニコニコニュース

 7月1日から2日にかけて、東京ビッグサイトで開催された『東京キャンピングカーショー2023』。流行の“軽キャン”から、数千万円する絢爛豪華な車両まで、個性豊かな200台以上のキャンピングカーが一堂に会するなか、人々の注目をひと際集めていたのが、キャンピングカーの製造販売を行うダイレクトカーズが手掛けた『BR75』。ワンボックスカータイプの展示が多いなか、ピックアップトラックである『トヨタハイラックス』をベースに架装したものだ。

【写真】“大人の秘密基地”感を見事に表現した内装…キャンパー仕様の『ハイラックス』内外装全部見せ

「パッと見のデザインで目を引く車両ではあるので、おかげさまでかなり注目をいただいております。ピックアップトラックである『ハイラックスベースというと、荷台部分にシェルを積んで“トラキャン”仕様にするのはあるんですが、(乗車スペースと後ろがつながった)一体型になっているキャブコン(トラックベースシェルを架装したモデル)というのは、うちでしか販売していないですね」

 形がある程度決まってしまう“トラキャン”仕様に対し、自由に成形できる一体型の方がデザイン面で有利に作用。また、乗車部分との行き来も自由にできたりするが、その分開発には苦労が伴っている。

デザイン部分の自由が利く部分はありますが、5人分の乗車スペースが前にあり、その後ろで居住スペースをいかに作り出すか、空間の取り方は苦労しました。でも、そこはもともとほかの車両でもやっていたことなので、いろいろ工夫しました」

 展示された車両には、居住空間にテレビや家庭用エアコンも完備し、リアにシンクやシャワーといった装備も付属(一部オプション設定)。上からベッドを引き出すこともでき、乗車定員5人で、大人3人、もしくは大人2人に子ども2人まで社内で寝ることも可能だ。

「この車は、ガッツリキャンプを楽しむ家族連れというよりは、遊びに行くための趣味の車を探していらっしゃる方に、興味を持っていただくことが多い印象です。もともとSUVに乗っていて、そこから乗り換えをご検討されているような。もともと、“大人の秘密基地”がテーマ。内装も照明がやや暗めだったり、少し落ち着いたインテリアデザインになっているので、趣味を楽しむのに最適だと思います」

 今年1月の『ジャパンキャンピングカーショー2023』で発表されると、そのデザイン性の高さから大きな反響を巻き起こし、国内のみならず海外からも多数問い合わせが届くほど。その人気に加え、メーカーからの車両の供給が追いついておらず、納期についてはだいぶ先になってしまうとのこと。

「おかげさまでかなり受注を頂いているんですが、現在オーダーストップがかかっている状態でして…。納期に関しては、オーダーが再開した後、1年~1年半くらいかかるような状況ですね」

 なお価格は、価格は、1098万円~。写真の展示車はオプション装着車のため、1219.6万円となっている。

『トヨタハイラックス』をベースにダイレクトカーズが架装を手掛けた『BR75』 撮影/逢坂聡

(出典 news.nicovideo.jp)

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