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コシヒカリだけじゃない! 御殿場と富士山の魅力をKDDIと地元がタッグで発信 !

コシヒカリだけじゃない! 御殿場と富士山の魅力をKDDIと地元がタッグで発信 | ニコニコニュース

【元記事をASCII.jpで読む】

安全登山の啓発に!
最新技術で富士山の様子を発信

 KDDI御殿場市は12日、富士山五合目のMt.FUJI TRAIL STATIONにて、両社が共同で観光などへの取り組みをすることを発表した。

 KDDIはすでに富士山が4G&5Gのエリアであることを利用し、五合目にいながらにして八合目の様子がわかるライブカメラを設置。富士山八合目にはStarlinkアンテナや気象センサーを設置して、リアルタイムで気象情報や登山者の様子が把握できるようになっている。また後ほど詳しく解説するが、バスの移動中にVRで御殿場の観光情報が得られるサービステスト運用する。

 会場には御殿場市長の勝又正美氏と、KDDI 中部総支社長 嶋﨑敏光氏が駆けつけ、冒頭に挨拶を行なった。勝又氏は「昨年は6万3000人を超える方々がココ(Mt.FUJI TRAIL STATION)を訪れ、さらに御殿場市の観光客も3万9000人と過去最高を記録しました。今年はさらに観光客や登山者が増えることが予想されます。最近では軽装登山や弾丸登山(休憩を取らずに登頂すること)が問題になっていますので、ライブカメラが啓発になれば」と語った。

 富士山の厳しさを知らない人が、半袖短パンサンダルのような服装で登ったり、山小屋での休憩をせずに山頂を目指したりしないよう、安全で安心な富士登山をこのMt.FUJI TRAIL STATIONライブカメラで伝えていくとのこと。ちなみに、昨年は20~30件ほどの救助要請があったとか。富士山でも電波が繋がること、ライブカメラで八合目の様子がわかることで、少しでもそうした事態を減らせるだろう。ちなみに、Mt.FUJI TRAIL STATIONサイトでもライブカメラの映像は見られるので家にいながらにして富士山頂付近の様子を知ることができる。気温、湿度、風速、人の混み具合、天候など多くの情報がライブカメラから得られるのだ。ただし、現在設置されているのは御殿場口ルートのみ。

 KDDIの嶋﨑氏は2019年に始めた外国人向けの「翻訳タクシー」や、2021年コロナ禍における観光のあり方を提案する「バーチャルガイドツアー」、そして2022年に安全登山の啓蒙として富士山頂の5G化といった御殿場市との取り組みを解説。2023年は御殿場口の五合目を5G化(12日時点では4Gのみ)、山小屋にWi-Fiを設置し、富士山頂の5G化とあわせて先進技術で安全な登山をサポートしていくと語った。

御殿場は観光スポットもたくさんある!

 また、御殿場の観光資源は富士山だけじゃないということで、御殿場市内の観光スポットをスマートグラスでVR体験できる「VR体験御殿場ツアー」も紹介。バスで目的に向かうときに手持ち無沙汰にならないよう、車中で観光地を巡るというもの。スマートグラスをかけると、観光地の映像と説明員が登場し、その観光地の特徴などを解説してくれる(下の動画を参照)。

 いわゆるバスガイドのようなもので、観光地に着く前に予習ができるので、たとえば今回は「富士山満喫コース」「ゆったり・癒しコース」「名水満喫コース」「COLOコース」という4つの観光コースがあるので、どこを巡るかをバスの中で選べるというわけである。なお、スマートグラスとスマホは貸し出される。

 今回はメディア向けツアーだったが、20名のモニター参加者を募って8月19日に一般向けツアーが実施され、ここでのフィードバックを元に、さらに改善していくとのこと。

 筆者も20年近く御殿場に通っているが、ほとんど富士スピードウェイアウトレットモールしか行ったことがなかったので、今回いろいろな御殿場を知れて楽しかった。今後、機会があればぜひ参加してほしい。

コシヒカリだけじゃない! 御殿場と富士山の魅力をKDDIと地元がタッグで発信

(出典 news.nicovideo.jp)

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